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朝。
目覚めてもやることはほとんど変わらない。
起き上がるのもゆっくり、動くのも最低限
山中柔太朗
小さな声で言う。
前ならすぐ何かしてた時間
でも今は"しないこと"が正しい。
佐野勇斗
ドアが開いて、勇斗が顔を出す。
山中柔太朗
佐野勇斗
それももう毎日のやり取りになっていた。
テーブルじゃなくてベッドの上で朝ごはん。
佐野勇斗
山中柔太朗
受け取る手が少しだけぎこちない
慣れない。
"やってもらう側"にいる事に
佐野勇斗
いつも通りの質問。
少し考えてから
山中柔太朗
正直に答える。
佐野勇斗
それだけで、勇斗の表情が少し緩む。 大げさじゃないのに、ちゃんと安心してるのが伝わる。
食べ終わったあと
ぼーっと天井を見上げる。
静かで何もない時間。
山中柔太朗
ふと思う。
動けない自分。
何もできてない気がして
少しだけ焦る。
でもそっとお腹に手を当てる。
山中柔太朗
小さく呟く。
トン、と小さな感覚。
山中柔太朗
思わず息を止める。
もう一度。
今度はさっきより、はっきりと
山中柔太朗
自然と笑みがこぼれる。
佐野勇斗
いつの間にか戻ってきていた勇斗が、少し不思議そうに見る。
山中柔太朗
その一言で勇斗の目が変わる。
佐野勇斗
ベットの横にすぐ来る。
山中柔太朗
手を引いて、お腹に触れさせる 少しだけ緊張したみたいに、そっと手を置く。
佐野勇斗
苦笑い
山中柔太朗
佐野勇斗
でもその手は離さない。
しばらくしてまた動く。
佐野勇斗
山中柔太朗
勇斗が、少しだけ息を飲む そのまま、言葉が出てこない。
ただじっとお腹に触れたまま。
佐野勇斗
佐野勇斗
その言葉を聞いて、 俺は少しだけ目を伏せる。
山中柔太朗
それはもう、“不安”じゃなくて ちゃんと、“実感”だった。
佐野勇斗
勇斗が少し真面目な声で言う。
佐野勇斗
その問いに、少し考える。
山中柔太朗
正直に答える。
山中柔太朗
言葉にしてみると、思ってたより、ずっと不安が大きかったことに気づく。
山中柔太朗
山中柔太朗
その言葉に、勇斗が一瞬だけ驚いた顔をする。
山中柔太朗
山中柔太朗
山中柔太朗
勇斗の手に、自分の手を重ねる。
山中柔太朗
少しだけ笑う。
その時、勇斗がふっと息を吐いた。
佐野勇斗
山中柔太朗
佐野勇斗
真顔でいう。
思わず吹き出す。
山中柔太朗
佐野勇斗
少しだけ照れたみたいに笑って
佐野勇斗
あの時の言葉ちゃんと続いてる。
山中柔太朗
佐野勇斗
軽いやり取りなのにその中にあるものはちゃんと重かった。
そっとお腹に手を当てる。
山中柔太朗
山中柔太朗
小さく笑う。
またトン、と動く
まるで返事みたいに
山中柔太朗
静かな部屋、でも今はちゃんと満たされている。
何もしていない時間じゃない。
"育っている時間"だった。
そして同時に
"親になっていく時間"でもあった。
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ここまで見てくれてありがとうございます!!
ちょっと続き出すのが遅くなるかもしれません💦 けど待たせたくないので頑張ります笑 (忙しい訳じゃないです笑)
次の話も是非見てください!
それではまた次でー!