テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
渡辺
そうお礼を言いつつも、俺は間髪いれずまた嘔吐く。
渡辺
向井
深澤
15分…。普通にバスに乗っていれば短い時間だろうが、バス酔いの患者には15分揺られ続けるのは酷だ。
深澤
深澤がそう言ってペットボトルを渡すも、そこから一口だけ飲まれた水でさえ翔太はすぐに吐き出してしまった。
渡辺
吐いても吐いてもまた上がってくる。それはもう吐くものがなくなって、胃液が出てくるまで続いた。
渡辺
喉が焼けるように痛くて、口の中に酸っぱい味が広がる。
深澤
耳元でそう言われて、翔太はとうとう泣き出してしまった。
…自分でも、何に泣いたのか分からない。優しく背中を擦ってくれているからか、5分で終わるという解放感か…それとも、あと5分も耐えなきゃいけないという絶望からか…。
向井
それを見た康二まで泣きそうで、自分のことじゃないというのにつらそうな顔をしている。
渡辺
多分今回のことで一番迷惑を被ったのは康二だろう。翔太はしゃくりあげるような声の中でそう言った。
向井
だよね!とでも言いたげな顔で、康二は深澤の方を向く。
深澤
渡辺
岩本
照が指差す方向には、パーキングエリアが見えていて、それを見て安心したのか翔太はぐったりと身体を倒した。
深澤
渡辺
今日のことは、多分忘れない。こんな苦しいのは二度とごめんだ。
渡辺
ひとりだったらどうしようもなかっただろう。最初に康二が気づいてくれなければ、今頃床にぶちまけていたかもしれない。深澤が袋を持っていなかったら、それも大惨事だった。みんながいてくれなければ精神的にヤバイところもあっただろう。
渡辺
深澤
渡辺
深澤
夕焼けの中で俺は眩しさに目を細めていた。
もんちっち
もんちっち
〜最近情報〜
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
コメント
35件
ふっかさん、優しすぎます…SnowManは皆優しいけど…、 最高です!グッズですか?!、私も頼んだりしたいなー…
最後の一言で、ふっかのメンバー愛感じたわ… うちもめめさくの5の風船のやつ、持ってる。!