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ruruha
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#恋愛
n217(エヌ・ニイナ)
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季節が巡り、10月
緑の葉が赤く染まり
冷たい風が吹き始める頃
僕に「その時」がやってきた
僕の家は、毎年この時期になると
親たちの都合で
どうしても海外に行かなくては ならないことになっている
せっかく慣れてきた この場所を離れるのは
少しだけ名残惜しい
出発の日の夕方
僕は最後に学校へ立ち寄った
教室を覗くと
あの子は一人教室に残って
小さな明かりの下で また白い紙と格闘していた
グラウンドを走るのも
机で勉強するのも
人とはいつも、何かに必死だ
…僕にはよく分からないけど
僕
あの子には聞こえなかったかも しれないけど
僕はそう告げて
静かに学校を後にした
コメント
3件
青春してますね〜! それにしても、女の子偉すぎません…?見習いたいですね…
Sternさん、第3話「1年目 秋」読み終えました。 秋の訪れと共に「その時」が来る——その一文で一気に物語の空気が変わった感じがして、ちょっと切なくなりました。緑から赤へ色づく葉っぱや冷たい風、季節の移ろいがそのまま別れの予感に重なってて。 最後に教室で一人、紙と格闘してるあの子に「じゃあ、またね」とだけ残して去るシーン、短い言葉だけど色んな想いが詰まってるようで、じんと来ました。これからどんな風に繋がっていくのか、続きが気になります。