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ruruha
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#恋愛
n217(エヌ・ニイナ)
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長い長い移動を終え
僕は約束の校舎へと帰ってきた
教室を覗く
クラス替えというルールによって 顔ぶれは変わっていたが
奇跡的に あの子はまた窓際の席っていた
少し背が伸び、 髪型も変わったあの子は
去年よりも楽しそうに笑っていた
友達が増えたのだろう
それでも
授業中にふと窓の外を眺める癖は変わっていなかった
ある日の退屈な授業中
あの子が窓を少し開けた
その時
たまたま僕たちの視線が合った
あの子は目を大きくして 僕を凝視した
声は出さなかったけど あの子の目は驚きに揺れていた
僕はじっと見つめ返し 小さく応えてみせた
あの子が何かを確かめようと 身を乗り出したその時だった
先生
先生
黒板の前からの鋭い声が 静かな教室に響き渡った
あの子が少し跳ね上がり
慌てて手元に視線を落とす
周りが小さく笑う
あの子の耳のあたりが 少し赤くなっていくのが見えた
焦りながらも
あの子は何とか声を絞り出して 先生の問いに答えた
その様子があまりに必死で
僕もすこしだけ笑ってしまった
けれど
ちゃんと答え終えて安心している あの子の顔を見て
僕も何だがホッとした
結局、僕たちの短い交流は そこで終わってしまった
あの子はもう僕を見なかったけど
その横を抜ける風が心地よかった
コメント
3件
目と目が合う〜♪瞬間〜♪…ってことですか!?(?) 耳が赤くなっちゃうって…可愛すぎますね、女の子は…
うわあ、戻ってきたんだ…! クラス替えで顔ぶれが変わっても、あの子がまだ窓際にいて、しかも去年より楽しそうに笑ってる。その一方で窓の外を眺める癖は変わってなくて、そこに「変わったもの」と「変わらないもの」が重なってじんわり来ました。授業中に視線が合って、先生に怒られて慌てるあの子の耳が赤くなる描写、すごくリアルで愛おしかったです。最後の「風が心地よかった」で締めるのが、このお話の温度感にぴったりで素敵でした。