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それから数日
部屋の空気は前より少しだけ穏やかになっていた
佐野勇斗
山中柔太朗
佐野勇斗
即答。
キッチンで洗い物をしようとした俺の手を勇斗が軽く止める
佐野勇斗
山中柔太朗
佐野勇斗
ぴしゃっと言われて、柔太朗は少しだけ口を尖らせる。
山中柔太朗
佐野勇斗
あっさり返される
でもその後少しだけ優しく笑って
佐野勇斗
その一言に何も言えなくなる
ソファに座らされてブランケットまでかけられる。
山中柔太朗
佐野勇斗
迷いなし。
前より距離が近い
でも、それが嫌じゃない
むしろ少しだけ安心する。
山中柔太朗
佐野勇斗
山中柔太朗
俺がぽつりと言う。
勇斗は一瞬だけ驚いた顔をして、それからふっと笑う
佐野勇斗
山中柔太朗
少しだけ照れた顔
勇斗はそっとお腹に手を当てる
佐野勇斗
その呼び方は前よりずっと自然で
佐野勇斗
その様子を見て俺は小さく笑う
山中柔太朗
佐野勇斗
山中柔太朗
そんな他愛ない会話。
____このまま続けばいいのに
ふとそんなことを思ってしまうくらいには穏やかな時間だった。
夜。
部屋の電気を落として、ベッドに入る。
佐野勇斗
隣からの声
最近は毎日聞かれるようになった。
山中柔太朗
少しだけ考えてから答える
嘘じゃない
でも全部でもない
佐野勇斗
それ以上は聞いてこない
でも、ちゃんと気にしてるのはわかる
その距離感が今はちょうどよかった。
しばらくして。
勇斗の寝息が聞こえ始める。
規則正しい、静かな呼吸。
その音に安心しながら、柔太朗も目を閉じた——
はずだった。
山中柔太朗
急な違和感。
お腹の奥がぎゅっと締め付けられる
山中柔太朗
さっきまで無かった感覚
じわじわじゃない
急に、強く
山中柔太朗
息が詰まる。
思わず体を丸める。
大丈夫、
落ち着けば治る
そう思おとするけど___
山中柔太朗
小さく言う。
痛みが引かない
むしろ少しずつ強くなる。
勇斗を起こす?
いや、でも__
山中柔太朗
しかもやっと寝たばっか
最近ずっと気を張ってたのも知ってる。
"起こしたくない。"
でも。
山中柔太朗
また強くなる。
今度ははっきりわかるぐらい。
さっきより明らかにおかしい
山中柔太朗
呼吸が荒れる。
手が震える
どうしよう
これ、何
無意識に勇斗の服を少しだけ掴む
起こすつもりじゃなかった。
でも__
佐野勇斗
すぐに気づかれた
佐野勇斗
声が、一瞬で起きたときのトーンに変わる。
俺は答えられない。
声を出そうとすると痛みで途切れる
山中柔太朗
やっと出た言葉
それだけで十分だった。
佐野勇斗
すぐに体を起こして様子を見る
佐野勇斗
俺は小さく頷く
その瞬間勇斗の顔色が変わる
佐野勇斗
落ち着こうとしてるのが分かる声
でもほんの少しだけ焦りが滲んでる。
佐野勇斗
山中柔太朗
佐野勇斗
また頷く
佐野勇斗
勇斗が小さく息を飲む。
考えてるのがわかる。
状況を一瞬で整理してる
佐野勇斗
山中柔太朗
佐野勇斗
迷いがなかった。
山中柔太朗
佐野勇斗
強く言い切る。
体を支えられてゆっくり立ち上がる。
さっきより痛みが波みたいにくる。
山中柔太朗
思わず勇斗の腕を掴む。
佐野勇斗
自分に言い聞かせるみたいに、でも柔太朗にも向けて。
佐野勇斗
その一言がやけに響く。
玄関を出る頃には、 さっきまでの静かな夜は、完全に消えていた。
__穏やかだった時間の終わり
そして、
本当の意味で“守る”ことが試される夜が、始まった。
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ここまで見てくれてありがとうございます!
自分こういう展開好きすぎてこういう展開が多くなっちゃうかもです笑
共感者いたらコメントして欲しいです笑
続きはすぐ出します!!
それではまた次でー!(後で来たらコメントして行ってね^^