賭けから11日目
かいあ
悠穂!来たで!
悠穂
かいあさん!皆!
悠穂に呼び掛けると、僕らが来たのを嬉しそうに歓迎してくれた。
美結
もう家かのように慣れちゃった~。
悠穂
多分その慣れはいけないんじゃないかな美結さん。
悠穂は美結の呟きに苦笑いで突っ込む。
そしていつものように話していると…
??
すみませーん!吹雨希悠穂の病室はどこですかー?
看護師
ちょっ、すみませんが病院なのでボリュームを下げていただいてっ…
女の人が悠穂のところに訪ねてくるようだった。
かいあ
悠穂、知り合いか?
悠穂
いや…あんな声の人は知らないけど…
誰なんだと疑問に思っていると…
菜乃羽
蒼…?顔青いけど大丈夫?
蒼
え…あ…ああいや…大丈夫だよ…
蒼は明らかに顔が青ざめていた。
るいと
…お前の親か?
蒼
…うん
すると、悠穂は何かを察したのか…
悠穂
蒼君、ここなら隠れられると思う。
と声をかけた。
蒼
ありがとう…
蒼が隠れたのと同時に、声の主がやって来た。
蒼母
吹雨希悠穂君、久し振りね。
悠穂
誰…ですか?
落ち着いて悠穂が聞き返す。
蒼母
貴方の事を恨んでいる同級生の母親よ。
悠穂
恨む?
蒼母
ええ、貴方は、10年前のお遊戯会でうちの蒼ちゃんがソロやりたがっていたのにソロ奪ったのよ。
悠穂
っ…いまいちなんのことだか…
何かの痛みに耐えているのか、顔をしかめながら返事をした。
蒼母
そう言えば貴方記憶喪失だったわねー!w
蒼母
貴方のせいでうちの蒼ちゃんが苦しんでるのよ~。
蒼母
…死ねばよかったのに。
それだけ告げると、蒼の母は帰っていった。
悠穂
っ…はぁっ…あぁっ…
途端、悠穂は頭を抱えて呻き出した。
蒼
悠穂っ…
アスカ
大丈夫!?
悠穂
だ…だいじょ…ぶ……(バタ
悠穂は、気を失ってしまった。
全員
悠穂(君)!
ーあとがきー
悠斗
うー、はい
悠斗
少なかったですね
悠斗
すみません
悠斗
はい
悠斗
乙いと