暗室に浮かび上がった 文字列を
指でなぞりながら
声に出してみる
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
進次郎
進次郎
もう一度全体を眺め回す
5368279-- --2964358 894153267 715---826 643782195 928516--- 485---673 369471582 ---638419
トーマ
トーマ
アルラ
アルラ
アルラ
トーマ
アルラ
アルラ
アルラ
進次郎
トーマ
アルラ
アルラ
アルラ
トーマ
おれは一度 部屋の明かりを点けた
トーマ
進次郎
おれは冷たいタイルに 座り込んだ
もう少しヒントがあれば
トーマ
冷たいタイル やけに大ぶりな長方形のタイルが
部屋中に敷き詰められているのがわかる
進次郎
トーマ
トーマ
進次郎
おれは進次郎の言葉を無視し タイルの数を数える
トーマ
トーマ
トーマ
進次郎は鼻で笑うが アルラはというと
あんぐり口をあけている
トーマ
トーマ
アルラ
進次郎
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラは興奮気味に叫んだ
進次郎
アルラ
トーマ
5368279-- --2964358 894153267 715---826 643782195 928516--- 485---673 369471582 ---638419
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
トーマ
トーマ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
進次郎
アルラ
トーマ
トーマ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
進次郎
進次郎
アルラ
アルラ
するとアルラは 再びぶつぶつと独り言を言い出した
頭の中で パズルを解いているのだろう
アルラ
アルラ
アルラ
アルラ
おれは部屋の 明かりを点ける
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
答えが示した タイルは
進次郎の 動ける範囲内にあった
トーマ
トーマ
タイルは 少し浮いているように見える
進次郎はそのタイルを 指先で叩いた
すると コン、コン、と
空洞の中に響くような 音がした
トーマ
進次郎
両指を タイルの側面に当てる
そして手に 力を入れる
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
トーマ
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
アルラ
アルラ
アルラ
トーマ
アルラ
アルラ
アルラ
トーマ
進次郎
進次郎は さっき脱いだシャツを
肘にぐるぐる 巻き付けて
タイルのある場所の真上に しゃがみ込んだ
トーマ
トーマ
トーマ
進次郎
進次郎
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎はそう言って タイルを肘でついた
進次郎
割れたタイル
その中から
小さめのジュラルミンケースが現れた
トーマ
進次郎は割れたタイルの中から それを取り出す
進次郎
トーマ
ケースを見せびらかすように 高々と掲げる
トーマ
進次郎は丁寧に 留め具を外した
パチンと音を立てて 開いたケースを見て
進次郎は目を輝かせた
進次郎
進次郎
進次郎が手にしているのは スマートフォンだった
それも1台ではない
アルラ
アルラ
トーマ
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎は自分のスマホを手に取り
画面を凝視した
進次郎
進次郎
進次郎
トーマ
トーマ
進次郎
アルラ
トーマ
トーマ
進次郎
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
進次郎はおれのスマホを 手に取ると
愛撫するように 指でなぞった
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
トーマ
トーマ
進次郎は自らのスマホの横に
おれとアルラのスマホを置いた
進次郎
進次郎
進次郎
アルラ
おれは唇を噛み締める
まさかこんな展開になるとは
トーマ
トーマ
トーマ
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
アルラ
トーマ
進次郎は禍々しい目を 一旦閉じた
進次郎
進次郎
進次郎
そしてもう一度 目を開く
進次郎
進次郎
進次郎
アルラ
トーマ
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
トーマ
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎は両手を広げて 高らかに告げた
まるで歌手かダンサーのような 雅な所作だ
進次郎
進次郎
進次郎
進次郎
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