私の生活は、寂しさに満ち溢れていた
高校一年生……いわゆる一番人として輝いている年齢
私の偏見だが、勝手にそう思い込んでいる
人の体感年齢は、20歳ほどで人生の半分を終えているそう
頑張って頑張って……勇気を出そうと、もがいた
でと、中々上手くいかなくて
クラスメイト
クラスメイト
時雨
私は昔から人見知りだった
誰かと話すと、どうしても色んなことを考えて怖くなってしまう
でももちろん誰かと話すのは楽しい
……いや、嬉しいか
クラスメイト
クラスメイト
死ぬ気で勉強して入った高校
環境が変わっても、私が変わることはなかった
否、変われなかった
まるでこの教室には、私が居ないみたい
クラスの人と雑談で盛り上がったのは、いつだっただろう
時雨
そう思っても、あと一歩が出ない
話しかけて無視されたらどうしよう、引かれたらどうしようって
ザワザワ……
笑い声や喋り声で包まれる教室の雰囲気と私の間には、見えない壁がある
独りぼっちで、ただ座って一人で何かをする
もちろん、それに情けなさやら居づらさは感じているが
正直、少し慣れてしまっていた
居場所のない学校
親の居ない家
一人と一匹
皆んなみたいにもっと話せたなら、こんなに悩むことも孤独感を感じることもない
引っ込み思案な、こんな性格などいらない
どうして緊張してしまうのかもわからない
私はただ、心から信頼できる“友達”がほしい
そんな私に、人生最大の転機が訪れる
時雨
クロ
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
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頑張れ!