燎煉地熱発電所
読者さん
うっふぅ……
読者さん
ケーキとか食べたらお腹いっぱいで眠くなってきた
楽しかった休憩時間も一転
楽しい楽しい労働の再開だ
名残惜しさに思い耽る
読者さん
血糖値とかヤバいだろうなぁ
読者さん
【血液は砂糖水でできていた】
読者さん
ってな……
読者さん
……
読者さん
あっひぃ!?
尻に走る衝撃
まごうことなき
愛情
智美
あのねぇ
智美
仕事中……
智美
……
智美
微睡まないでくれるかしら?
智美
ふ……
智美
ふぅ……
読者さん
ちょっとくらいアクビしようとしただけじゃないですか
読者さん
それに智美さんも今アクビしようとしてましたよね!?
智美
私は良いのよ
智美
偉いから
智美
責任者たるもの
智美
息抜きは必要なのよ
彼女の目は少し目尻が下がっているのがわかる
眠たげで優しげで
どこか艶やかで
智美
次不真面目な素振りをしてみなさいな?
脚を振り上げ蹴る素振り
真っ直ぐに伸びた脚からキレのいい蹴りのデモンストレーション
刹那に遅れて乾く破裂音
智美
今は軽くムチで威嚇したけど……
智美
次はこれを尻に食らわして眠気をふっとばしてあげるわ
読者さん
眠気どころか身体まで吹っ飛びそうなんですけど……
読者さん
……
読者さん
ていうか何でムチなんて持ってるんですか?
彼女の手に握られているムチ
無知だからこそ訊きたくなる
そういう自分は今や女神に抗う猛獣か
智美
アンタのようなナマイキなのを躾ける為よ?
智美
あたりまえじゃない……
智美
【痛み】に勝る教えはない
智美
……
智美
この世の全ては
智美
ただ黙って私に従ってればいいのよ……
智美
合理的でしょ?
読者さん
は……
読者さん
はぁ……
読者さん
左様ですか
ぶっちゃけその考えはよくわからない
自分が人だからか?
神の考える思考は難しい
智美
まぁ私は優しいし怒らないから滅多にムチも蹴りも……
智美
ねぇ?
智美
昨日だって十回程度しかやってないもの……
智美
もちろん威力と抑えてだけど
読者さん
それは滅多に……なの?
智美
私が全力で【黒色】を【白色】と言えばそれは【白色】なのよ?
読者さん
……
読者さん
(結愛さんとは別なベクトルの意地っ張りだよなぁ)
智美
わかった?
読者さん
はい……
智美
さぁて
智美
私の脚が先に動くか
智美
アナタの手が先に動くか
智美
選ばせてあげる
しまった……
話に夢中すぎて空き缶を潰す手が止まっていた
イソガナクテハ






