〜 デビルズパレス・ホール 〜
ベリアン
ラムリ
ナック
ルカス
ムー
💍
💍
フセル
💍
私は彼女を見上げながら 頭を撫でてあげた
フセル
💍
💍
私は彼女に 自分でも思いがけない提案をしていた
ルカス
💍
彼女は母子家庭の元で育てられ 昨晩姉だけを残し 家を追い出されてしまったらしい
行く宛てもなく ひたすら歩き続けた彼女は偶然にも この屋敷に辿り着いたのだと言う
💍
引き取り先が見つかるまでの間だけでも…。
ナック
💍
💍
ナック
屋敷の出費に関する心配は無用ですよ。
ナック
ベリアン
ベリアン
💍
ルカス
💍
ラムリ
ルカス
主様も良いと仰って下さってるんだし。
ルカス
ラムリ
ベリアン
ベリアン
彼女をお任せしてもよろしいでしょうか?
💍
ムーもそれでいいよね?
ムー
フセル
ムー
ムー
💍
今日からよろしくね。
フセル
数週間後・・・そして今に至る
〜 デビルズパレス・自室 〜
💍
フセル
💍
フセル
💍
コンコン
💍
ガチャ
ハナマル
ユーハン
主様。
テディ
主様。
💍
フセル
おはよう!
ハナマル
テディ
2人とも髪型お揃いにしたんですね…!
💍
お揃いにしてみたの♡
ユーハン
ハナマル
💍
ユーハン
そういえばムーちゃんが見当たりませんね…。
💍
テディ
コンコン
ムー
ただいま戻りました!
💍
どうぞ、入っていいよ。
ムー
ハナマル
ユーハン
ロノくんのお手伝いをしていたんですか?
ムー
ムー
テディ
💍
💍
ハナマル
ハナマル
ハナマル
ユーハン
テディ
ハナマル
テディ
俺たちもずっと楽しみにしていましたよ!
ユーハン
何せ主様と共に居られる時間は私にとって何よりも幸せですから。
💍
💍
フセル
だから早く行こうよ〜!
ハナマル
じゃあそろそろ行くか。
ムー
〜 エスポワールの街 〜
ユーハン
街に着きましたよ。
💍
💍
フセル
テディ
ハナマル
今日はこのまま良い気分で帰れるといいんだが…。
ユーハン
その含みのある発言は。
ハナマル
一応悪魔執事な訳だし。
ハナマル
テディ
💍
…今日は楽しもう?
ハナマル
フセル
タッタッタッ
💍
ムー
ユーハン
一体何を目掛けて…。
…
〜 お菓子屋さん 〜
フセル
ハナマル
💍
フセル
飴も…クッキーも…チョコレートも…。
💍
テディ
💍
店主
💍
このクッキーもください。
店主
たくさん買ってくれてありがとうね。
店主
おまけにこのチョコレートもサービスしておくね。
💍
また来ますね。
店主
…
💍
フセル
ユーハン
テディ
ハナマル
流石に甘やかしすぎじゃない…?
ハナマル
💍
💍
ムー
ハナマル
ムーの言う通りかもな。
ハナマル
ユーハン
テディ
ムー
ハナマル
フセル
ムー
💍
せめて少し端に寄ろうね。
…
ガヤガヤ
ハナマル
💍
フセル
ユーハン
テディ
主様もそれで良いですか?
💍
ムー
〜 カフェ 〜
ハナマル
店に入った途端にコーヒーのいい香りがするな。
テディ
飲みたくなります…。
ユーハン
我慢してください。
テディ
テディ
その辺はちゃんとしているつもりです。
ハナマル
さらっと俺を落とさないでくれる?
💍
良かったら今日はみんなで食事にしない?
ユーハン
ですが主様…、
💍
💍
ハナマル
ハナマル
今日は主様のお言葉に甘えようぜ。
ユーハン
本来は主君と共に食事などあってはなりませんが…、
ユーハン
テディ
俺たちも座らせていただきますね。
💍
ムー
…
フセル
💍
ハナマル
テディ
ユーハン
💍
すごく美味しいよ…!
ハナマル
💍
ムー
この鶏のささみも美味しいです〜!
フセル
ムー
ムー
💍
ハナマル
テディ
そういえばダイエットはどうなったんですか?
ムー
ハナマル
ムー
ユーハン
…
💍
ムー
また行きたいですね!
ハナマル
フセル
💍
ハナマル
ムー
テディ
💍
ユーハン
…
フセル
💍
フセル
ユーハン
これは…蝶ですか?
ハナマル
確かに凄く綺麗だ。
テディ
フセル
💍
フセル
ムー
💍
フセル
だってきれいでしょ?
💍
じゃあお揃いにしようか。
フセル
ユーハン
フフッ…とても素敵ですね♡
ハナマル
テディ
…
💍
どっちの色がいいかな…?
フセル
ムー
💍
分かったよ。
私は彼女に彼女が選んだ色の 指輪をはめてあげた
フセル
彼女の指で宝石のように美しい蝶が 陽の光を浴びて輝いている
ムー
ハナマル
💍
彼女から期待の視線を向けられながら 私も彼女と同じ指に指輪をはめた
フセル
おそろいだね…!
💍
テディ
ユーハン
💍
💍
その時
幸せを噛み締めながらも 考え事をしてしまっていた私の耳に 最悪の知らせが届く
𝐄𝐩𝐢𝐬𝐨𝐝𝐞 𝟑 𝐞𝐧𝐝.