TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

地獄の生存ゲーム

一覧ページ

「地獄の生存ゲーム」のメインビジュアル

地獄の生存ゲーム

1 - 地獄の生存ゲーム

♥

22

2018年11月21日

シェアするシェアする
報告する

これは、山奥の館で起きた、1つの事件である。

23:00

松澤 ユウキ

明日も朝早いし、早く寝ないとな〜

俺がベットで寝ようとすると、いきなり目の前が真っ白に光って

気がつくと、俺は古臭い館の前に突っ立っていた。

松澤 ユウキ

…は?

パニック状態で気がつかなかったが、館はたしかに前に聳え立っている。

だが、俺の前にはもう1つ、ストライプの線が入っている。

松澤 ユウキ

…檻?

3方向は黒い壁、1方向だけは鉄格子の黒い線

館は見えるが右、左、背後の視界は奪われてしまっているようだ。

しかも檻の中はとても狭い。

安座すれば、もう何も動くことができないくらいだ。

篠田 トオル

なんなんだよー!!!

左、いや背後か?

男のものだと思われる声が響く。

俺も咄嗟に叫ぶ。他にも俺みたいに鉄格子に入れられているのかもしれない。

松澤 ユウキ

お前も檻に入れられてるのか!?

篠田 トオル

そうなんだよ!!お前もか!?

松澤 ユウキ

ああ!俺もだ!

どうやら俺と同じ状況の人もいるらしい。

すると、次々と声が上がってくる。

佐倉 チカ

はぁ?何これ。

綾瀬 マコト

僕は、まだ受験勉強が残ってるんだよ!

綾瀬 マコト

ここ開けろよ!

島田 コウノスケ

なんだろ〜。これ〜

杉崎 リノン

げっ!なんかいろんなやついない?

俺と同じ状況の人はあと数人いるみたいだ。

鍵とか、落ちてないのか?

松澤 ユウキ

あの!

松澤 ユウキ

近くに鍵とか落ちている方とか、いませんか!!!

穀倉 アカリ

鍵?

杉崎 リノン

そんな脱出の出口が簡単に落ちてるわけないっしょ。

綾瀬 マコト

なぁ!早く開けてくれないかー!

篠田 トオル

おい!俺は明日も仕事なんだ!早く寝ないと、もう仕事で失敗するわけにはいかないんだ!

島田 コウノスケ

それはみんな一緒なんじゃないかな〜

佐倉 チカ

そういうアンタも、かなり冷静だけど?

佐倉 チカ

なんか知ってんじゃないの?

島田 コウノスケ

一番最初に火を飛ばす奴は疑われるんだよ〜?

島田 コウノスケ

まさか、そんなことも知らないの〜?

佐倉 チカ

何?馬鹿にしてんの?

松澤 ユウキ

あぁ…喧嘩しないで…

なんか喧嘩が始まってしまった。

喧嘩とか、俺が一番嫌いなやつじゃん…

だるっ。早く帰りたい。

橋本 カナ

皆様。お静かに。

橋本 カナ

まず、檻の鍵を開けますので。少々お待ちください。

館の前に、15歳くらいだろうか。

セミロングの髪をしていて、高校生が着ているような制服にローファーを履いている。

誰だろう。見覚えがない。

この女は、何か知っているのか?

杉崎 リノン

ちょっとアンタ!ここどこよ!

篠田 トオル

俺は仕事があるんだよ!

綾瀬 マコト

僕だって、受験勉強がある!早く出してくれ!

綾瀬 マコト

合格しないと、またお父さんに殴られるんだ!

お父さんに殴られる?

受験勉強中の男の家系は将来有望のある家系なのか?

佐倉 チカ

とにかく、ここから出して!

橋本 カナ

言いましたよね?お静かに。と。

橋本 カナ

貴方達の中には、未成年者はいますが、その未成年者だって、小学生や園児のような、そこらの子供じゃない年齢。

橋本 カナ

自分で物事を考えて行動できるような歳だと、私は思ったのですが?

橋本 カナ

次私語がありましたら、少し痛い目見てもらわないと。

痛い目?

未成年者だとか言ってるけど、そう言ってるお前も未成年なんじゃないか?

橋本 カナ

質問も後で受け付けますから、ちょっと黙っててね。

橋本 カナ

そんじょそこらの単細胞にはわからないかもしれないけど。

すごい物言いだな。

佐倉 チカ

ねぇ、ちょっと?

橋本 カナ

黙って。

佐倉 チカ

何よ。黙ってって。

佐倉 チカ

アンタ私より年下のくせに、単細胞やらなんやら決めつけないでくれる!?

篠田 トオル

そうだ!ふざけんな!

橋本 カナ

私は黙って。と言ったはずだ。

橋本 カナ

佐倉チカ。篠田トオルに罰を与える。

佐倉 チカ

ば、罰?

篠田 トオル

なんだよ!それ!

篠田 トオル

あっ!

佐倉 チカ

あっ!アガッ!グハッ!

篠田 トオル

アッ!ハッ!オェッ!

喋ってしまった人達が、罰を受けているらしい。

ここからじゃ様子は見えないが、酷い罰なのだろう。

橋本 カナ

私の命令に従わなかった場合は、そこで罰を受けてもらう。

橋本 カナ

君達は聞き分けが悪いから、檻の中で説明することにしよう。

橋本 カナ

じゃ、説明を始める。

橋本 カナ

まぁ、単刀直入に言うと、これは「地獄の生存ゲーム」ってところだ。

この作品はいかがでしたか?

22

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚