祢津孤次郎
『モニュメントの修復作業』?
ロー
えぇ
吹雪
モニュメントとは?
ロー
神に与えられし導きの様なモノです
ロー
とある姫が盗んだ事により、モニュメントはバラバラに砕け、谷の底に落ちたとか
ロー
そして、そのバラバラになったモニュメントのカケラを修復出来るのは、私と私の娘で行ってきました、そういう使命が、祖母から、母から、代々受け継がれてきたのです
ロー
………『今迄』………ずっと………
祢津孤次郎
……?どういうことだ?今迄……?
吹雪
???
ロー
……はい、時代の流れに伴って、段々と力が薄れている気がするんです……恐らく、あの子の娘の代になれば、もう力は無くなるでしょう
祢津孤次郎
……そうなのか………力が薄れつつある……か……
ロー
それどころか……モニュメントを最後まで修復出来るかも分からないほどに……今、消えつつあるのです……我が一族の力が……神から与えられた使命が………
吹雪
……孤次郎
祢津孤次郎
?なんだ?吹雪
吹雪
恐らく、頼重様や領民達が消えたのも、そのモニュメントとやらがバラバラになった事と関係あるんじゃないか?
祢津孤次郎
……そうかもな
祢津孤次郎
なぁ!ロー!
ロー
?なんでしょうか?
祢津孤次郎
その……モニュメント?とやらがバラバラになったら……一体世界はどうなるんだ?
ロー
……そうですね……今迄こんな事は無かったので推測になりますが………
ロー
モニュメントは……神聖幾何学模様は神同等なもの……恐らく『彼等』は、代わりとなる神を探し求め、歩み続ける……
吹雪
………
祢津孤次郎
……あぁ、吹雪の言う通りだ……
吹雪
……でも、それなら頼重様だけでいいよね?何故領民達まで……
ロー
………モニュメント修復を諦めていないから……ですかね……?
祢津孤次郎
諦めてない……?
ロー
えぇ、代わりになる神がいたとしても、あくまで私達は神聖幾何学模様を崇める者達です、恐らくその頼重様とやらの人物は『保険』にすぎないのでは?
吹雪
保険にすぎない?
ロー
えぇ
ロー
モニュメント修復は、生命の危険を伴います、いくら死人が出ても……やり直せる様に、沢山人を連れてきたのではないでしょうか?
祢津孤次郎
?!じゃあ……!領民達は………
ロー
……いや……姫が見つかれば、彼女に託すこともできます……あくまで私達親子はモニュメント修復作業をし、したあとに神殿に返す役割を持ちます……彼女の様にモニュメントを生命の危険を伴って迄行く必要は無いのです
ロー
……そして、私達一族が力を存続するために、1つ言い伝えがあります
祢津孤次郎
言い伝え?(同時
吹雪
言い伝え?(同時
ロー
はい
神の導きが谷の奥深くに墜ち
光を失いし時、
姫の冠と白い光
そして、一族の神から与えられた使命の光も同時にきえる
だが
6人の勇猛な異国の少年少女達の手により
神聖な幾何学模様は再び
神殿の祭壇で光を放ち、
また
神聖な光を放つ少女により、我が一族は今一度力を取り戻し、
亡国の悲運の王子の勇姿により、姫の冠は戻され
冷たき湖の底に沈んだ王国は
彼女の故郷は
再び『彼女』の下に戻る






