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季節は、冬になった。
この保健室でもう四季を過ごしたことになる。
そう思うと速いなあと感じた。
冬になると、学校のエアコンは風が暖かくなり、カイロを持ち歩くのが普通になった。
成瀬春樹
こいつと出会ってもうすぐで1年経つということになる。
咲野藍
咲野藍
成瀬春樹
咲野藍
小日向芽衣
姫沢桜良
藤岡知子
私とこいつは仲良くなったというより
私がこき使うようになった。
咲野藍
冬は苦手だ。
夏ほどではないが、寒いのが嫌だ。
私は暑さや寒さが極端なのが嫌なのだ。
成瀬春樹
咲野藍
咲野藍
成瀬春樹
成瀬春樹
私はふと考えてしまうことがある。
この生活が家族にバレたらどうなるのかと。
保健室に登校して、外に出て、喧嘩ふっかけてきたやつはしめる。
この生活は今までばれずに済んできた。
でもいつバレるか分からない。
バレない可能性もあるのだ。
そう思い、この考えは脳からゴミ箱に入れた。
咲野藍
小日向芽衣
姫沢桜良
咲野藍
姫沢桜良
姫沢桜良
小日向芽衣
なぜなら私にはお目当てのものがある。
咲野藍
小日向芽衣
小日向芽衣
冬限定のクレープなんて美味しいに決まってる
咲野藍
私は急ぎたいために、外に繋がっている保健室のドアを勢いよく開けた。
小日向芽衣
姫沢桜良
咲野藍
藤岡知子
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
咲野藍
咲野藍
小日向芽衣
姫沢桜良
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
成瀬春樹
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
成瀬春樹
咲野藍
咲野藍
成瀬春樹
成瀬春樹
咲野藍
あの一件からこき使うようになったのはいいのだが、こいつがうざいくらいに過保護になった。
姫沢桜良
小日向芽衣
藤岡知子
外の気温はまじで寒かった。
風も冷たかったため、イラつきながらクレープ屋に向かった。
成瀬春樹
咲野藍
咲野藍
成瀬春樹
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
ぶっちゃけあれからこいつのことが好きになったかというと
残念ながら違う。
ベタベタの少女漫画ならあそこでヒロインが主人公に惚れるシーンだが、私はまっっっっったく惚れなかった。
ほんとに。断じて。
成瀬春樹
成瀬春樹
藤岡知子
咲野藍
なんか子供扱いされている気がする。
成瀬春樹
成瀬春樹
咲野藍
咲野藍
成瀬春樹
消毒液って案外しみる...
成瀬春樹
成瀬春樹
咲野藍
成瀬春樹
意味わかんな...
咲野藍
成瀬春樹
咲野藍
私は来てる尿意を抑えてトイレに急いだ。
寒いせいかすぐトイレに行きたくなってくる。
トイレは意外と人がいなく、私以外誰も居なかったのでトイレは一時的な貸切状態だった。
咲野藍
私は、くだらない場所で糞みたいなことを考えていた。
その時だった。
東宮奈央
貸切トイレに入ってきたのは奈央だった。
なんでこいつがここに?
あぁ、トイレなんだから当たり前か。
私はこの瞬間に色んなことを考えた。
奈央、私ずっと謝りたかった。
私、子供だった。
あんな酷いことを口から出してしまったこと。
優等生も優等生で色んな悩みがあるのにね。
奈央も努力してたのにね。
凄いね。奈央生徒会副会長になったんでしょ?
みんなから慕われてるからだよ。
ふいに、あのクソ生徒会長の「副会長が心配していたよ」という言葉を思い出す。
そっかぁ...心配してくれてたんだ。
じゃあ、いっぱい謝罪しなきゃね。
咲野藍
私はその場で深く深くお辞儀をした。
親友に。
東宮奈央
咲野藍
咲野藍
咲野藍
これで許されるようなことじゃないことはわかっている。
東宮奈央
奈央が急に笑った。
久しぶりに見た奈央の笑顔。
東宮奈央
東宮奈央
東宮奈央
咲野藍
私は柄にもなく小粒の涙を出した。
あぁ...奈央と仲良く話すのは久しぶりだ...。
なんというかあいつらより頭がいいから、心が洗われる。
咲野藍
東宮奈央
咲野藍
私はずっと奈央と親友のままでいたかった。
この先、親友と呼べるのは奈央しかいない気がする。
あいつらは、どちらかというと仲間という感じだ。
東宮奈央
東宮奈央
東宮奈央
咲野藍
ようやく、親友との大喧嘩は収束した。