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くりおねこ
_一筋の光。そう呼ばれる魔法少女がいた。 少し気弱だけれど、人々が化け物に襲われ危険に陥るとすぐに駆けつけて助けてくれる。 その魔法少女を人々は「一筋の光」と呼んで崇めた。 嗚呼。彼女は望んではいなかったのに。
天印…それは突如彼女の体に現れた。 天使の羽のような、なにかに祈っているような、なにかを呪っているような、そんな執着を孕んだ名誉の印。 その印が彼女の体に現れたことを知った両親は、泣いて喜んだフリをして、彼女を置いて消えた。
彼女は現実を受け止められてはいなかった。 化け物が親を襲ったのだと信じて、信じて。 …いた。 _わたしの親は、天使の印から…私から逃げたのだった。 それからは「案内役」というマスコット…みたいな子が現れて、サポートしてくれた。
それでも傷は消えることはない。 いつかわたしは、魔法少女として務めを果たしていた。 化け物を倒して、倒して、倒して。 この化け物は、どこから生まれているのかだとか全て謎に包まれている。 だから私は倒し続けなければいけない。 嗚呼、でも天使様は何か知っている…のかもしれないけど。 早くこのおまじないが溶けて仕舞えばいい。