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名無しさん

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#だてこじ
Shota
165
楪羽*yuzuriha*
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蓮
リビングの明かりを落とした静かな部屋で、目黒は声を潜めてスマホに語りかけていた。 無人のスタジオで過呼吸を起こした康二を抱きかかえ、どうにか自宅まで連れ帰ってきたものの、康二のあの怯え方は明らかに尋常ではなかった。 電話を切ってから、わずか30分後。ガチャリ、と静かに玄関の鍵が開く音がした。 入ってきたのは、深澤だけではなかった。
辰哉
ラウール
ラウールや佐久間を先頭に、岩本、渡辺、阿部、宮舘まで、明日も朝から仕事があるはずのメンバー全員が、夜中にもかかわらず息を切らせてリビングに飛び込んできたのだ。
翔太
ぶっきらぼうに言う渡辺の目には、明らかな焦燥感が浮かんでいた。
蓮
照
岩本が目黒の肩をポンと叩く。
蓮
目黒の言葉に、メンバーたちは一様にホッとしたように胸を撫で下ろした。 全員で静かにリビングのソファに腰掛ける。 その時、目黒の視線が、リビングの隅の床にぽつんと置かれた康二の仕事用カバンに向いた。 (……そういえば最近、カバンを定位置に置いてなかったな) いつもなら、帰宅してすぐにリビングの棚の決まった場所に置くはずのカバンが、ここ数日、寝室のクローゼットに隠されるように置かれていたことを思い出す。
蓮
立ち上がり、カバンの持ち手を掴んだ。 その瞬間、チャックの隙間から、真っ白な上質な封筒が覗いているのが見えた。宛名はない。 だけど、封が開いている。 (これ……何だ?) 胸騒ぎがした。 康二のプライベートを勝手に見るのは恋人だけど悪いと思いながらも、無人スタジオでの『お仕置きされる』という康二の悲鳴が頭をよぎり、目黒は吸い込まれるようにその封筒を抜き取った。 中から出てきた便箋を開き、目黒の瞳が急速に冷たく怒りに染まっていく。 『今日のYouTubeの収録、拝見いたしました……心の中にまだ彼がいるのなら、少し“お仕置き”をしなければいけませんね』
辰哉
深澤の声に、目黒はハッと我に返った。
蓮
目黒は取り憑かれたように康二のカバンのチャックを全開にし、その奥底を探った。 すると、普段は使っていないはずの、小さな黒いポーチが指先に触れた。 引きずり出してファスナーを開けると――中から、全く同じ白い封筒が、何通も、何通も溢れ出てきた。
コメント
1件
あぁ…もう、胸が苦しいよ…。康二くん、一人でこんなに抱えてたんだね。メンバー全員が夜中に駆けつけるシーン、すごく心に響いた。渡辺くんの「全員揃って来るに決まってんだろ」って台詞がもう…チームの絆を感じたよ。それでいて、ラストの封筒の山…あれ、ゾッとした。この先、どうなるの…ゆゆさん、重いけどちゃんと読みたいです。続き、待ってます🌙