○○
~心の声~
まってまってまってーーー!!!近い!

○○
~心の声~
それになんだろ・・・すごく優しい香り。なんだか凄く落ち着く・・・

○○
~心の声~
って!何この状況で!!私なにやってんのよ!!

○○はボーッと抱き寄せ立たせてくれた彼を見つめ1人心の中でツッコみをいれ、彼から離れようと身体を押し少し離れた・・・
○○
あの、ありがとうございます。いきなり飛び出してしまい申し訳ありませんでした。雨が降ってきたので早く帰りたくてつい・・・

元貴
~心の声~
この子・・・可愛らしいな。
それに甘い香り・・・なんだか落ち着く。

??
そうだったんだね。でも危ないから気をつけないと。

○○
そうですよね、すみません。

??
君に大きな怪我がなくて良かった。家は近いの?

○○
え?家ですか??あそこに見えるマンションなんです。もうすぐなので・・・

○○は少し先に見える背の高いマンションを指さした。
??
~心の声~
え、あのマンションに??

??
そうか。送るよ。雨も降っているし。

○○
え?!!あぁ、いやいや!!大丈夫です!!1人で帰れますから!!本当に。

??
大丈夫。送るよ。それに足、痛いんでしょ??さぁ、車に乗って?

彼は○○の歩幅に合わせゆっくりと、足が痛くないように支えて歩いて車に乗せてくれた。
??
マネージャー車出して。

マネージャー
承知しました。

車が動き出すと同時に○○の座る後部座席から急に声がした。
???
ねぇねぇ大丈夫?!びしょ濡れで寒かったでしょ?!

???
怪我したか?大丈夫か??びっくりさせちゃったよな。

涼架
ねぇ、このタオル使って!!ちゃんと拭かないと風邪引いちゃうから!!

○○は少し驚きながらも優しい言葉をかけてくれる2人にニコッと微笑み頷いた。
○○
ありがとうございます😊タオル使わせて頂きますね!車停めてしまってごめんなさい。

???
気にしないで。こちらにも責任があるからさ。

???
そうよ!謝らないで?!

??
そうだよ。こちらこそごめんね?責任もって家まで送って行くから。

○○
皆さん、とてもお優しいんですね。

???
え?!なんで泣いてるの?!!どうした?!

○○
すみません・・・なんでもないです・・・泣

○○が泣いていると彼がそっと手を伸ばし○○の頭を優しく撫でた。
??
泣かないで?なにか辛い事でもあったの??

彼の優しい手の温もりを感じ驚きで涙が止まった・・・。