TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ボクはキミに恋をした

一覧ページ

「ボクはキミに恋をした」のメインビジュアル

ボクはキミに恋をした

72 - “王子”の起源

♥

100

2023年01月24日

シェアするシェアする
報告する

2人で家を出て、僕の家に向かう

彼方

そういえば、そっちの家行くのって初めてじゃない?

真冬

そうですか?

あ、言われてみれば、 たしかに初めてかもしれない

僕が彼方先輩の家に行ったことは あったけど、彼方先輩が僕の家に 来たことはなかったし

真冬

(僕の家に、彼方先輩が……。)

真冬

(……や、ヤバい、また変に緊張してきたっ……!)

真冬

ここですっ

一ノ瀬家から数分歩いて、 自分の家に着いた

彼方

え、ここ?

真冬

はい

彼方

いやちっか……。

彼方

真冬達って中学どこ?

真冬

そこの○○中ですよ

彼方

あ〜、じゃあちょうどこの辺りで学区分かれてたのか……俺らはあっちの△△中だった

真冬

あ、中学で制服ブレザーの?

彼方

そうそう。そっち普通に学ランとセーラーだっけ。

彼方

っていうか俺ら、こんな近所に住んでたんだな……

真冬

ほんとびっくりですよね

彼方

下手したら小学校同じだったりしない?

真冬

こっち□□小ですよ

彼方

えっ?

真冬

え?

彼方

……いや、違うわ

真冬

紛らわしい反応しないでくださいよ!?

そんな雑談を2人でしながら、 玄関のドアの鍵を開けて、 彼方先輩と中に入っていく

相川母

おかえり真冬……って、その子は?

そのまま自分の部屋に行こうと すると、たまたま廊下にいた 母さんが、僕らの方に近づいてきた

真冬

ただいま。えーっと、学校の先輩で、ユニットの相方の一ノ瀬彼方さん

簡単に先輩のことを紹介する

相川母

一ノ瀬……あっ、もしかして、前に真夏が美人の生徒会長って言ってた子?

そういえば姉さん、 そんなこと言ってたなぁ……

……って、そうじゃなくて!

真冬

あ〜……まぁ、そうなんだけど……

母さんの出した答えに、苦笑いで返す

それ、本人の目の前で言わなくても いいんじゃないかなぁ……!?

彼方先輩も、「び、美人……?」 って言いながらキョトンって しちゃってるし!

相川母

初めまして、いつも真冬がお世話になってます〜

ニコニコ笑いながら、 先輩に挨拶をした母さん

真冬

(相っ変わらずマイペース……!)

彼方

あ、いえ……

それに苦笑いで返した彼方先輩

真冬

せ、先輩、部屋行きましょ!

なんとも言えない空気を打開する 為に、彼方先輩の手を引いて、 廊下を進んでいく

相川母

後でお菓子持っていくわね〜

その途中、後ろから そんな声が聞こえた

2人で僕の部屋に入って、 何とか母さんから逃げ切った

真冬

なんか、母さんがすみません……

彼方

大丈夫だけど……俺って裏でそう呼ばれてんの?

真冬

いや、多分姉さんと母さんだけだと……

もしかしたら、姉さんが友達とか クラスの人に言ってるかも しれないし、多分

彼方

まぁ、普通男に“美人”なんて言わないからな

笑ってくれてるし、 嫌だったわけではなさそう?

真冬

そういえば彼方先輩って、なんで王子って呼ばれるようになったんですか?

あだ名関連で、前から 少し気になってたこと

元の性格はこれなのに、わざわざ 王子キャラを演じる、なんてこと までしてたし

彼方

中学の頃、瑞樹の家に遊びに行った次の日、あいつが急にそう呼び始めたのが多分始まり。

彼方

で、高校入ってからは何故かそれが定着していった

中学で瑞樹さんが突然……

なんか、自由なあの人なら、 全然あり得そうなエピソードだ……

彼方

真冬はなんかあだ名とかないの?

真冬

んー……僕は特にないですね。

真冬

強いて言うなら、小さい頃天ちゃん達とかに、『まー君』って言われてたぐらいかな……。

真冬

2人とも、“ふ”を発音するのが難しかったみたいで

姉さんも同じで、“まうゆ!”って 言ってたみたいだし

彼方

へぇ、まー君?

真冬

っ、先輩は“ふ”って言えるでしょ!

彼方

逆に言えなかったらお前のこと呼べなくなって困るけどな。

彼方

何だろ……『まうまう』?

真冬

もはや人の名前かどうかも怪しくなってません?

彼方

ネットにはいるかもしれないだろ

真冬

(まぁたしかに、調べたらヒットはしそうだけど……)

コンコンッ

って、ノック?

真冬

はーい

返事をすると、部屋のドアが開いて、 お盆を持った母さんが入ってきた

相川母

これ、飲み物とお菓子ね。2人ともお茶でよかった?

真冬

うん、大丈夫

彼方

お気遣いありがとうございます

……ん?

相川母

ふふっ、いえいえ〜。

相川母

じゃあ私は下にいるから、何かあったら呼んでね

そう言って、母さんが 部屋を出て行った

真冬

……先輩、もしかしなくても今猫被りました??

彼方

は?

さっきの彼方先輩の表情と声が、 どこか王子っぽいような 気がしたんだけど……

彼方

いや、普通人の親には猫被るだろ

えっ、これって彼方先輩に とって普通なの!?

真冬

そういう時も王子が出るんですか?

彼方

これは昔からだよ

と言って、お皿に乗っている クッキーをぱくっと食べた先輩

真冬

(……まさか、とは思うけど……)

瑞樹さんが先輩のことを“王子”呼び し始めたのって、この先輩を 見たからなんじゃ……??

ボクはキミに恋をした

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

100

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚