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君へ…

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君へ…

1 - 君へ…

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2018年09月11日

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私の名前は日向心菜(ひなたここな) 心臓病を患っている高校一年生

こんな私だけれど彼氏がいる… いつもお見舞いに来てくれて優しい幼なじみ

けれど私は寿命約3年 恋も病気もどうなることやら…

コンコン

心菜

ん?誰だろう?

心菜

どうぞー

凛斗

よォ!心菜!

心菜

凛斗…

凛斗

今日はアジサイ持ってきたぜ!

心菜

もう梅雨の時期かー

凛斗

んーまあそういう感じだな

凛斗

でよー今日、田中がー

凛斗は毎日色々なものを持ってくるよく旬のものを持ってくる アホみたいだけどそんなとこが好き

凛斗

聞いてる?

心菜

あっ、ごめん…

凛斗

考えことでもしてたのか?

心菜

んーまあそんな感じ?

凛斗

何かあったら言えよ?

心菜

うん!ありがとう!!

凛斗

そうだ!ちょっと売店でプリン買ってきてやるよ

心菜

え?いいの?

凛斗

当たり前だろ!ちょっと待ってろ!

看護師さん

山岡さん廊下走らないでください

凛斗

すみませ〜ん

心菜

クスッ

3分後

凛斗

ホイ!

心菜

わぁー、チョコパテプリンだぁ

凛斗

期間限定のやつだよな

凛斗

心菜好きだろ?

心菜

うん!ありがとう

チュッ

心菜

!!

凛斗

好きあり(スキあり)笑笑

心菜

んもう!

心菜

にしても美味しいー!

凛斗

なあ心菜

心菜

ん?なに?

凛斗

話したいことがあって…

心菜

どうしたの?話って?

いつもらしくない…

凛斗

実は…心菜

心菜

私?

凛斗

寿命約3年がすごく縮んで今年のいつかには死ぬんだって…

心菜

え?

凛斗

ホント…だから真剣に聞いてほしい

凛斗がこんなに真剣な顔して話しているのは久しぶりだ… どうやらホントらしい…

凛斗

よく聞けよ?

心菜

うん…

凛斗

お前はひとりじゃない
俺いるしおばさんとおじさんいるし、看護師さんや先生だっている。美結菜も心配してたぞ?

心菜

美結菜が!?

凛斗

あぁ、それに皐月や文香のぞみやそらだってお前のことを心配している。男子だっているさ俺に将に聖司、剛典、涼真だっているお前はひとりじゃない

凛斗

1人だと思いすぎると余計1人になるだから、「もう死にたい」なんてことは絶対思うな…俺が今挙げた人達がいやそれ以上の人達悲しむから…

心菜

凛斗…

心菜

ありがとう!

凛斗

当たり前だろ
彼氏なんだから

コンコン

看護師さん

失礼します

心菜

あっ、どうぞー

看護師さん

今日からこの部屋で一緒になる高瀬みおりちゃんです。仲良くしてくださいね

心菜

あっ、はい

みおりちゃんの母

これからよろしくお願いしますー

心菜

あっ、はい

凛斗

なんか大変そうだな…(小声)

心菜

そうね…(小声)

看護師さん

それでは…

みおりちゃんの母

それよりあなたは?

凛斗

あっ、俺は山岡凛斗っす15歳っす

心菜

私の彼氏…です

心菜

それより私は日向心菜ですよろしくお願いします

みおりちゃんの母

ほらみおりも挨拶して

みおり

はじめまして心菜さん凛斗さん高瀬みおり13歳です。えっと…肺炎にかかってしまって入院することになりました…。これからよろしくお願いします。

心菜

よろしくねみおりちゃん!実は私重い心臓病なんだ…でも凛斗のお陰で毎日楽しいの!

凛斗

おい!恥ずかしいからやめろ!/////

心菜

いいじゃんー

凛斗

っと俺もう昼休み終わるわで

心菜

クス…なんで忘れるの?

凛斗

仕方ねーだろ

凛斗

それじゃあ

みおりちゃんの母

私もそろそろ帰らないと…それじゃあね

みおり

…( ´•̥ω•̥` )

心菜

!?

心菜

ちょっとみおりちゃん?

みおり

うっ、うぅ…

心菜

どうしたの?肺痛い?

みおり

そうじゃないの…

心菜

え?

みおり

みおり…実は…自殺をはかったの

心菜

えー!?

みおり

クラスの皆にはいじめられてるし、お母さんは全然私の方見てくれないし、お父さんは亡くなっちゃったし、もう嫌だったのよ!

みおり

それで凛斗さんもお母さんも逃げるように帰っていったから…

心菜

それは違うわ

みおり

え?

心菜

あいつはほんとにくそバカでダメダメなやつだよ、でもね逃げるようにじゃないのあいつ毎日昼休みと放課後来てね昼休み中来て学校の授業に遅れて先生に怒られて次やったら二度と行かせないって言ってたらしいの

心菜

それにみおりちゃんのお母さんも小声で言ってたよ「いつもごめんね?でもまた5時頃来るから」って

みおり

嘘…

心菜

1人って思い込んだら1人になっちゃう

心菜

でも皆がいるって思えば1人じゃなくなる

心菜

そういう事だよ…!

みおり

どうして?

心菜

え?

みおり

どうしてそんなに笑えるの?

みおり

もうすぐ死ぬって分かってるのに…

心菜

それはね死ぬのが怖くないからだよ

みおり

え!?

心菜

最初はもう泣き崩れたよ…すごく泣きもがいてたでもね思ったの。そんな運命があるから私は今いるんだって

みおり

どういうこと?

心菜

もし私が心臓病を患っていなかったら私は今ここにいないけれど患っているからこそここにいるんじゃないかなって思い始めて、凛斗とも付き合えたってわけ!

みおり

凄い…

それから何日かの月日がたち…

心菜

みおりちゃん退院おめでとう!

凛斗

ほんとおめでとう

看護師さん

おめでとうございます!

みおり

ありがとうございます。

みおりちゃんの母

お世話になりました …

そんな日もすぎて

心菜

ねえ凛斗…

凛斗

あ?

心菜

もうお見舞い来なくていいよ?

凛斗

え?

凛斗

なんでだよ!

心菜

もう嫌なの…1人になりたい…

凛斗

お前ってそんなやつだったの?幻滅

バタン

心菜

うっ、うわあぁぁぁぁん

心菜

うぅ…うぅっ…ヒック…うくっ…

こうするしかなかったんだ…

何日か経ち

凛斗

ん?俺宛の手紙?

凛斗

心菜より?

凛斗

心菜!?

心菜

凛斗へ、この前はごめんなさい…私凛斗が好きだから別れようって言った…

凛斗

え?

心菜

凛斗が今のまま彼氏でいたら私がこの世からいなくなった時何倍も悲しむでしょ?そんなの私は嫌だ…

凛斗

そんな…

心菜

私と別れればもう悲しまなくてすむから別れようって言ったでもね別れてからわかったの 凛斗のことがずっとずっと大好きだったってこと

凛斗

!!

心菜

ありがとうさようなら
心菜より…

コンコン

心菜

はーいどうぞ…

凛斗

よォ!

心菜

凛…斗?

心菜

なんで来るの!来ないでって言ったでしょ!

凛斗

俺わかってたよ

心菜

え?

凛斗

お前がそういうお人好しなとこ

心菜

は?

凛斗

自分に嘘つきながらみんなに優しくしてる

心菜

それが何?

凛斗

お前は自分に正直になれねぇのかよ!前にも言っただろ?お前は1人じゃねーって!俺はずっとお前だけの彼氏なんだよ!

心菜

…っ

心菜

ごめんなさい…

そんな日が終わって次の日

凛斗

心菜っ!来たぜ!

凛斗

心…菜?

凛斗

おい!心菜?心菜?

ブーッ

看護師さん

はーいどうしました?

凛斗

あっ、俺です山岡です!

看護師さん

はいどうされました?

凛斗

心菜がっ!

手術中

凛斗

(心菜…頼む…まだ死なないでくれ!)

数十時間後

看護師さん

山岡さん!

凛斗

はっ、はい

看護師さん

手術成功しました!

凛斗

ありがとうございます!

看護師さん

もう遅い時間だから…また明日来てください…

凛斗

わかりました。

看護師さん

心菜さんの親御さんは?

凛斗

もう帰りました。

看護師さん

そうですか…でも一応連絡しといてください

凛斗

わかりました。

次の日

ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッ

なんの音?そうだ…私昨日…発作起こして…

凛斗

心菜っ!

心菜

凛…斗?

心菜

もう…お…迎え…がきちゃ…う…

凛斗

え?

心菜

最後にキスを…

凛斗

バカ…愛してるっちゅーの

チュッ

心菜

大好き…だっ…たよ…

心菜

あ…とね…私…達が…初めてあった場…所に行っ…て?あなたに…大切なことを…書いてあ…るから…

凛斗

バカ…

凛斗

死ぬまでキスしててやるよ

心菜

クスあ…りが…とう…

チュッ

心菜

も…終わ…り…

凛斗

バカ!粘れ!

心菜

あり…がとう…

心菜

愛…して…る…

チュッ

ピーッ

凛斗

心菜…心菜…心菜ァ!

数時間後

凛斗

行って…見るか…

凛斗

あそこだよな…

凛斗

!!

凛斗

ピンクのリボン?

心菜

凛斗へ今このリボンを手にしてるってことは私はもう旅立ったんだね…凛斗はとっても優しくてお人好しでちょっとのことでへばるけど仲間思いなのは知ってる…だからねそんな人に出会ってほしい…でもね例え、新しい彼女さんが出来ても…私のことを忘れないでね…
心菜より…

凛斗

くそっ…

俺が向こうに行った時 また愛し続けてやるそう心に誓った

数年後

女子高生

ねぇみてあの人顔はいいのにバックにピンクのリボン付けてる

女子高生2

ほんとだー気持ちわるぅ〜

凛斗

(心菜…今見てるか…?ずっとお前のこと愛してるからな、向こうに行った時はまた何万回もキスをしよう何十万回も愛してるって言おう)

ど素人が書いたのでどう伝わったか分かりませんが…この物語のようにみんなひとりじゃないってことをわかって欲しいです。

例え今見ているあなたがもし病気になっても、ひとりじゃないって思えばひとりじゃないんです。諦めずにいれば必ず夢は叶う

そんなことを読者様には思ってほしいです。よければ♥お願いします

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