ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
現在時刻、23時50分。
照
辰哉
俺達は なんとなく寝る気にならなくて ソファーに並んで座っていた
だって日付をまたいだら
辰哉
記念日は大事にしたいねって 照とは話してて
俺はプレゼントを買ってきている
辰哉
辰哉
辰哉
なんて、 今更しても遅い後悔をした
照はきっと プレゼントとか何ともない顔で 渡すんだろうな…
そっと照の方を見やる
照
うん、全然そわそわしてたわ
辰哉
辰哉
辰哉
そうして一分、また一分と 時間が過ぎていく。
辰哉
辰哉
なんか家来る?って誘ったら 今日はいいや、って毎回断られてた
…え?まさか…
辰哉
辰哉
いやいやいや… だってあの照だし あの溺愛彼氏だし、、
辰哉
辰哉
うわどうしよ… 花束渡しづらくなるじゃねーかよぉぉ…
辰哉
辰哉
辰哉
照
辰哉
照
辰哉
よし、今のうちに とりあえず花束持ってこよう 渡すかはその後だ
辰哉
辰哉
照のメンカラでもある 黄色の花がベースの小ぶりな花束
辰哉
辰哉
辰哉
この際、玉砕してもいいや
そう考えて 俺は一旦花束をすぐ取り出せるところに隠した
照
辰哉
辰哉
照
辰哉
辰哉
スマホで時間を見る
ちょうど表示は『0:00』に変わった
俺は大きく呼吸をしてから、
辰哉
照
2人の声が重なった
辰哉
照
辰哉
まじか… 照が何言うかで 渡すか考えようと思ってたのに
辰哉
辰哉
少し震える手で 花束を差し出した
照
辰哉
照
照
顔を上げると いつものくしゃっとした笑顔の照
辰哉
辰哉
照
照
辰哉
辰哉
花束は喜んでもらえたけど 照の話を聞くまでは安心できなかった
そのせいで なぜか涙が零れた
照
照
辰哉
照
照
照
そうして俺の前に差し出されたのは 小さな箱。
辰哉
辰哉
照
言われるがまま 小箱をパカッと開けると…
辰哉
辰哉
照
照
照の瞳が揺らいでいるのが分かった
辰哉
辰哉
照
照
覆い被さるように 照に抱きしめられる
辰哉
辰哉
照
照
辰哉
照
辰哉
照
照の態度が 急にちぢこまったようになる
照
照
辰哉
辰哉
照
照
辰哉
辰哉
照
照
辰哉
照
照
辰哉
辰哉
辰哉
照
照は、花束大切に飾るね、と言って 俺の手を引いて 寝室へ入っていく
辰哉
辰哉
俺は前を歩く旦那の背中に そう心の中で呟いた。
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
コメント
2件
1!!! 今日いっぱいあげてくれてありがとうございます! まじ平穏回! やっぱ尊いッスねいわふかは 今回も最高でした!♡ これからも楽しみにしてます!