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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

エンマ

光莉、勝手に1人で決着をつけようとしていることは悪いと思っているが、お前なら分かってくれるだろ

光莉

そんなの分かってる

光莉

私が何言ったってどうせ変わらない頑固者だってことも

光莉

自分の身がどうなろうと世界を救うような優しい私の旦那様だってことも

光莉

そのくせ私のことは守ろうとすることも

光莉

ちゃんと理解してるし、私も受け入れてるよ

エンマ

光莉...

光莉

それに煌炎くんは死なない

光莉

そう簡単に死ぬはずがない

光莉

別に死に急いでるから私が怒ってるんじゃないよ

エンマ

なら、何をそんなに怒っているんだ

光莉

カイラだっけ

光莉

あんた...

カイラ

俺が大事なエンマとお前を傷つけたことを怒っているのか?

カイラ

まぁそれも当然か

カイラ

王の座を奪い、お前からは王妃の座も奪ったのだからな

光莉

別に煌炎くんがエンマ大王だから好きってわけじゃないし

光莉

王妃の座もどうでもいい

光莉

私は、一夫多妻制には反対派だから!

エンマ

.......?

カイラ

.........?

ぬらり

は?

光莉

何よ何よ何よ!

光莉

私には着いてくるか?って聞いてきたくせに

光莉

カイラくんには着いてこい!なんて言っちゃって!

エンマ

ちょ、何を言っているのか俺にはさっぱり...

光莉

おかしいと思ったのよ!戦闘中もやたら距離近いし!

光莉

カイラくんとは幼なじみらしいし、私より煌炎くんのこと知ってるみたいだし!

光莉

この浮気者!泣

エンマ

泣くなーー!!

エンマ

こんなことで泣くな!!

エンマ

お前の勘違いだ!

エンマ

何故今まで嫉妬なんてしてくれなかったのに男と近づいただけでそうなるんだ?!

エンマ

男に嫉妬するのはいいが泣くまで辞めてくれ、マジで

エンマ

泣くなら相手が女であってくれ...

光莉

浮気するなら男は辞めて!!せめて女にして!!

エンマ

光莉!人の話を聞けって!!💦

カイラ

お前...変な女と夫婦になったんだな

エンマ

この状況はお前のせいでもあるんだからな!カイラ!

光莉

女だったら私より可愛い子なんて居ないし安心できるけど、私よりかっこいい男の子ならいっぱいいるもん...泣

エンマ

だからこんなことで泣かないでくれ...俺が悲しくなる

エンマ

俺は男でも女でも光莉以外好きにはならないし、かっこいいから可愛いから好きになるんじゃない

エンマ

光莉だから好きなんだ

エンマ

光莉だから可愛いと思える

エンマ

この世に良い奴も沢山いるが、愛しているのはお前だけだ

エンマ

今までもこれからも

光莉

ホントに?

エンマ

ホントに

光莉

私以外に可愛い子居ない?

エンマ

いない

光莉

私を置いて死なない?

エンマ

死な...

エンマ

それは分からんが

光莉

...チッ

光莉

男と浮気したら末代まで呪ってやるんだから

エンマ

それはお前の子孫になるがいいのか?

光莉

......カァ~ッ…/////

光莉

そういうこと平然と言わないでよ!///

エンマ

事実そうなるだろ

カイラ

これは惚気か?

ぬらり

結局ケンカしても最終的にこうなる

ぬらり

はぁ面倒な方々だ

エンマ

うぉおおおおおおおおおお!

エンマ

ガハッ

ぬらり

大王様!

光莉

煌炎くん!!

エンマ

ダメだ、強引に引き抜こうとしても剣の封印は解けない…

カイラ

では力を合わせるぞ

光莉

グヌヌッ

エンマ

グッ

カイラ

ぬらり

不動明王

愚か者

光莉

!!

光莉

キャアッ

エンマ

光莉!

エンマ

受け止める

光莉

いったぁ

エンマ

大丈夫か?

光莉

うん

不動明王

我の力を何故欲する

エンマ

何故だと?!

不動明王

答えよ

不動明王

我の力を何故欲する

エンマ

より強大な力に対抗するためだ!

不動明王

そうか、ならば力は貸せぬ

不動明王

帰るが良い

光莉

剣が喋った...

ぬらり

大王様

エンマ

ふっこの程度では引き下がらねぇ

エンマ

俺は手に入れると言ったら手に入れる笑

光莉

(そういうところは昔と変わってないなぁ笑)

エンマ

光莉 お前はカイラと共に行動しろ

エンマ

俺は人間界に行き、この剣の所有者の元へ行く

光莉

どうして?

エンマ

お前があいつらに会ったら余計なことを言いそうだからな

光莉

信用ないなぁ

光莉

そういう事情もちゃんと分かってるっつの

光莉

まぁいいけどさ

カイラ

俺は反逆者だぞ

カイラ

お前の大事な者と2人きりにするなど

エンマ

俺の代わりに光莉を見ておけよ

エンマ

頼りにしている

エンマ

それに、光莉は簡単は強いぞ

エンマ

お前が思っているよりもずっとな笑

カイラ

...は、

カイラ

おい!待て!

カイラ

(何を考えているんだあいつは)

光莉

ジー

カイラ

お前もなんだ、私の顔に何かついてるか?

光莉

私の旦那には劣るけど顔かっこいいなぁって

カイラ

はぁ?私を誘惑しているのか?

光莉

そう見える?

光莉

そうだったらこれも浮気のうちかなぁ

光莉

まぁでも2人きりにしたのはあっちだしねぇ

カイラ

お前は、私といて怖くないのか

光莉

どうして怖がるの?

カイラ

お前らを牢獄に入れた張本人だぞ

カイラ

私がお前を使ってエンマを陥れる可能性だってあるだろう

光莉

そうしたいの?

カイラ

しないと言えば信じるのか?

光莉

さぁどうだろ

光莉

聞いてみただけ

光莉

別にしてもいいけど、出来るなら

カイラ

それは俺の良心を試しているのか?

光莉

さぁね笑

カイラ

(エンマといいこの女といいなんなんだ)

カイラ

....!

カイラ

その右目、何か仕込んでいるのか

カイラ

エンマの妖力を感じる

光莉

よく分かったね笑

光莉

でも、だからって目からビームでたりしないからね笑

カイラ

(目からビーム...)

光莉

人間の頃ね、元々病気で両目が見えなかったんだけど煌炎くんが自分の片目を私にくれたの笑

光莉

初めて煌炎くんを見た時の感動は言い表せないくらいのものだった

光莉

(煌炎くんは今でも少し後悔してるみたいだけど)

カイラ

その眼帯は目が見えないからしているのか?

光莉

(おっ興味持たれた)

光莉

これはねぇ傷を隠すためかな

光莉

昔、情緒不安定だった実の母親からナイフで目を刺されたんだ笑

光莉

まだ鮮明に覚えてる

光莉

生まれてから一度も理解出来なかった私を不幸にする分自分が幸せになる最悪の血の繋がりだけある母親

光莉

そう思っていたあの人が苦しそうに泣いていた

光莉

目が見えて初めてあの人のことが理解出来たんだ笑

光莉

煌炎くんは私の目を時々気にするけど、私は強がりでもなんでもなく、失って後悔なんてないの笑

カイラ

...何故そうヘラヘラする

カイラ

お前を傷つけたのはただの他人ではなく母親だぞ!

光莉

だからじゃない?

カイラ

なに

光莉

母親だから許せるの

光莉

近くであの人を見てきた私だから許せるの

光莉

別に私はあの人のことを好きではないし好きになって欲しいとも思った事ないけど

光莉

私にとってはたった1人の母親で、あの人にとって私はたった1人の娘だから

カイラ

...そういうものなのか?

光莉

さぁ、どうだろ

光莉

育児放棄➕虐待する母親なんて普通なら許せないかもね

光莉

でも私は全部諦めてたからかな

光莉

愛されることも認められることも

カイラ

...!!

光莉

その点カイラくんは凄いよね笑

光莉

人に認めてもらうためにあんなに強くなって、煌炎くんから王の座を奪うこともするんだから✨️

カイラ

...それは褒めているのか?

光莉

褒めてるよ笑

光莉

だって誰にでもできることじゃないでしょ?笑

光莉

私みたいなのは認められないのが普通だって、何も努力しなかった

光莉

学校も行かずにただ同じ人種の人達と適当に遊ぶだけの日常だった

光莉

だから努力できるカイラくんは私からしたらホントに凄い人なのだよ笑

カイラ

...(認められた...会ったばかりの、全然関わりのない女から)

カイラ

(1人に認められたからなんだと言うんだ、)

カイラ

(私は妖魔界にいるすべての妖怪に認めさせてやるんだ)

カイラ

(こんな女1人なんかに認められただけで...)

カイラ

...ポロポロ

光莉

光莉

凄いね...本当に凄い大妖怪だよ

光莉

私はカイラくんを尊敬するし反逆者だからって恨んだりしない

光莉

頑張ったんだね

光莉

撫でる

カイラ

...気安く私に触れるな

光莉

光莉

(私も、誰かにこんな風に言って欲しかったんだ...誰でもいいから私の存在を見て欲しかった)

光莉

(生きていていいと言って欲しかった)

光莉

(...ふふ煌炎くんは何も言わなくてもしてくれるんだよね笑)

光莉

私も強くなりたいなぁ

光莉

今度剣教えてよ笑

光莉

煌炎くんもぬらりも危ないからって教えてくれなくてさー

カイラ

何故私がそんなことを

光莉

いいじゃん!!鉄パイプなら振り回したことあるけど剣の方がかっこいいでしょ!!

カイラ

(鉄パイプを振り回していたことがあるのかこの女)

ウ"ウ"ウ"ッ

カイラ

危ない!!

光莉

回し蹴り

キャンッ

カイラ

.........は、?

光莉

元不良舐めないでよね笑

光莉

てか元々目が見えない状態で生活してたんだから反応できるよ〜笑

光莉

後ろから攻撃されるのなんて初めてじゃないしね笑

カイラ

(.......不良か)

光莉

てかカイラくん私のこと守ろうとしてくれたよね?!✨️

カイラ

いや、それは咄嗟に...

光莉

良い奴じゃ〜ん笑

光莉

ますますいい男だねぇカイラくんは笑

光莉

てことで剣教えて

カイラ

何が「てことで」なんだ

カイラ

まぁ暇な時ならいいが、

カイラ

(少しは戦えるようだしな)

光莉

やった!

光莉

約束ね!笑

光莉

約束破ったらエンマ大王様が舌切っちゃうんだからね笑

カイラ

それは人間が勝手に思い込んでいる閻魔だろう

光莉

もー

光莉

カイラくんも友達少ないでしょ

カイラ

ギクッ

光莉

てか煌炎くん以外に友達いるの?

カイラ

誰があいつの友達だ!

光莉

えー煌炎くん良い奴だよ

光莉

煌炎くんが嫌なら私が友達になってあげる笑

カイラ

何故お前は上から目線なんだ

光莉

光莉様ですから笑

カイラ

はぁ?

カイラ

お前は本当に変わった奴だな

カイラ

エンマが苦労していそうだ

光莉

その分癒してるもーん

カイラ

...そうか笑

光莉

(笑った、かっこいい)

カイラ

雑談はここまでにして、そろそろ行くぞ

カイラ

俺たちにはやることがあるからな

カイラ

俺たちというか、俺だが

カイラ

エンマがお前を俺に任せたんだ

カイラ

着いてこい

光莉

はーい笑

光莉

ハッ

光莉

ハァハァハァッ

カイラ

どうした?!

光莉

片目が...ッ

光莉

煌炎くんに、何かあったのかも、

カイラ

確かに、あいつの気配が弱くなっている

カイラ

人間界へ急ぐぞ

光莉

うん

人間界

エンマ

.........

光莉

煌炎くん!

光莉

チッ

光莉

よくも私の旦那様にイラ

カイラ

光莉!離れて...

光莉

氷を溶かす

カイラ

...?!

エンマ

光莉!?

ぬらり

ハッ

エンマ

光莉がやったのか...?

光莉

あんなジジイにやられるなんてバカだろクソ煌炎

カイラ

(口悪いな)

光莉

...死んだかと思ったじゃん

光莉

...バカ泣

エンマ

光莉...すまなかった、

エンマ

泣くな...

光莉

うん、

光莉

ていうか!なんだよあのハゲデブジジイ

光莉

ブスが威張り散らかしてんじゃーよ

光莉

死ね!🖕

カイラ

(死ねって言ったかこの女...)

光莉

1発私が...

光莉

フラ

光莉

あれ、

エンマ

支える

ぬらり

我々を救い出すために全妖力を使い切ったのでしょう

エンマ

どこでこんな芸当を...

光莉

めっちゃ無意識

カイラ

エンマの妖力が光莉の中にもあるんだ

カイラ

不思議なことではないだろう

エンマ

ぬらり

エンマ

光莉の回復と護衛をしてくれ

ぬらり

はっ

光莉

もう大丈夫だよぬらり笑

ぬらり

初めて妖力を使ったんだ

ぬらり

今しっかり回復をしないと後に響くぞ

光莉

筋肉痛的な?

ぬらり

筋肉痛か...言い得て妙だな

光莉

まぁ大丈夫だって笑

光莉

私も、煌炎くん達の役に立てることがあるなら、子供達を守るくらいでもしたいの

光莉

私は大丈夫だから行かせて

ぬらり

(珍しく真剣な目だな)

ぬらり

よかろう

ぬらり

少し回復したとはいえまだ本調子じゃない

ぬらり

私の妖力を持っていけ

光莉

...!!

光莉

わぁ凄い、力が漲ってくる...

光莉

ありがとうぬらり笑

ぬらり

ふっ笑

次回♡21

目の見えないヤンキー少女の恋

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