ある日転校生がやって来ました
名前はみか
ハーフの女の子でお父さんは
大学病院の医師をしていました
りなは友達が少なく
大人しかったみかちゃんとは
すっかり仲良くなりました
そんなある日
りなはみかちゃんの家に遊びに
行くことになりました
家の前につくと
大きくて新しい家
中に入るとふかふかのソファーや、
おいしいケーキがありました
そしてみかちゃんのお部屋に行くことに
なりました。
りな
!!
みか
その人形
みか
その人形はね、外国のものなんだよ
りな
ヘ、へぇ
みか
お父さんが出張で買ってきてくれたの
りな
そうなんだ
みか
この人形とってもキレイな目をしているでしょう?
りな
う、うん
りな
(青い目が私をじっと見つめているようにしか……)
みか
でもね、私はこの人形……
みか父
(コンコン)
みか父
みか、入るぞー
みか
お父さん、おかえりなさい
みか父
ただいま
りな
あ、お邪魔してます!
みか父
ゆっくりしていってね
りな
ありがとうございます!
みか
どうしたの?
みか父
いや、なんでもないよ、
みか父
(ジッ)
みか
……
みか父
じゃ、私は仕事に戻るよ
ゆっくりしてってね
りな
はい!
みか
お父さんったらこの人形のこと
大好きなの
みか
私の事なんて考えてもくれない
りな
……
みか
こんな人形いらない、
みか
私はもっとお父さんと遊びたいのに…!
りな
みかちゃん、
みか
そろそろ、時間だね、
りな
うん、
みか
ごめんね、こんなこと話しちゃって
りな
ううん、じゃあまたね
みか
また遊びに来てくれる?
りな
…もちろん!
みか
やった、人形の話してあげるね、
りな
あ、うん!…
数日たってまたみかちゃんの家に
遊びに行くことになりました
みか
いらっしゃい!あがって!
りな
お邪魔します~
みか
人形の話、聞いてくれる?
りな
うん、
みか
ちょっと怖い話なんだ
りな
(怖いのか、私怖いの苦手だよ……)
みか
これは百年以上昔の話
みか
ある所に1人の娘がいました
その父親は悪いことでお金をとり
村の人々はずっとその父親を殺そうとして
計画と立てていました
みか
そしてついに計画が実行されたのです
みか
それは雪道を走る馬車の車輪に
仕掛けを作り車輪が外れるように
したものでした
みか
しかしその日は娘が馬車に乗っており
父親の殺人計画は失敗に終わりました
みか
みんなから好かれていた娘を殺したしまった
村人達は父親にも触れず
みか
そして父親は娘をなくしたショックで
静かに暮らしていました
みか
そんなある日父親が娘のいないことに
あまりにも悲しみ、娘に似た青い目で
人形を作って欲しいと頼みました
みか
そして今ここにあるのがその実物
みか
どう?わかるかな
りな
じゃ、この人形は娘さんのお父さんが頼んで
作ってもらった人形?
みか
そーゆーことね
りな
お父さんはどうなったの?
みか
人形を楽しみに取りに行く途中で
心臓発作が起きて亡くなったわ
みか
元々持病があったのよ
りな
そうなんだ、
しばらくしてみかちゃんは
お父さんの仕事の都合で
転校してしまいました
りなはまた1人で学校生活を過ごし
小学六年生になりました
その日りなは北海道にいたおばあちゃんが亡くなったので
お葬式に来ていました
近くの家まで先に行っといてと
言われたりなは
吹雪の中1人で家へと急いでいました
???
(パタパタ
りな
(前から誰か来る)
???
お父さん。
りな
(……聞き覚えのある声)
みか父
なんだ?
りな
みかちゃんのお父さん?
みか
あら?
みか
その声はりなちゃんね
りな
みかちゃん!
りな
……どうして目を閉じてるの?
みか
ああ、これネ
みか
お父さんに手術してもらったの
りな
手術?どうして?
みか
ほら
りな
!!
みか
どう?
みか
この青い目
お父さんにあの人形の目を
入れてもらったの
みか
なかなか似合ってると思わない?
りな
みかちゃん、
みか父
そろそろ行こうか
みか
そうね、
みか
りなちゃんまたどこかで会いましょうね
りな
みかちゃん!
そのあとみかちゃんの居場所を探したが
見つけることは出来なかった
以上です!
久しぶりです
語彙力なきなので
ごめーさい!
ハートください!
3000いったら
次も頑張りまする!