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あくねこ 夢 雰囲気暗め

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あくねこ 夢 雰囲気暗め

12 - ラト・バッカ

♥

224

2024年02月16日

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注意⚠️

①主⇒男性、性格終わってる
②全体的に治安悪い
③結構闇深な内容になるかも
④地雷なしでなんでも来いの人のみ推奨

では、どうぞ↓↓↓

現実世界

寝室

だいたい夜は眠れない

いつからそうなったのかは

もう覚えていない

女性

んぅ…

女性

もう帰るのぉ?

素肌にシーツを纏わせて

自身がつけているような 甘ったるい口調で女は言った

見ればわかるだろ

俺のその言葉に

女の眉間に深い皺が寄った

女性

…はぁ?

女性

そんな言い方ないでしょ!

((……

((…めんどくせぇ

女性

あんたっていっつもそうじゃない!

女性

終わったらすぐ帰るし!

女性

連絡しても返信してくれないし!

ヒステリックな声をあげて

ドミノ倒しのような言葉の羅列が続く

そして

女性

ねぇ!!

女性

本当に私のこと好きなの?!

最後はお決まりのセリフを 投げつけてくる

((どいつもこいつも

((同じようなことばっか喚き散らかして

((誰が好き好んでそんなやつと付き合うんだよ

1人で感傷に浸ってるとこ悪いけど

別にお前と付き合ってるつもりねーから

女性

はぁ?!!

勝手に勘違いして

喚いてんじゃねーよ

女性

信じらんない!

女性

あんた本当に最低!

じゃあ好都合だな

女性

え…

俺もうここ来ないから

女性

ちょ、ちょっと待ってよ!

縋るように伸ばされた手を無視して

さよーなら

俺は部屋を出た

デビルズパレス 主の部屋

俺は部屋を出てから

ズボンのポケットに入れて 置いた指輪をはめて

もうひとつの世界へ戻った

あー

うざかった

俺は伸びをしながら

自室へ入った

すると

…!

ラト

スー…スー…

俺のベットで

静かな寝息をたてているラトがいた

……

俺はそっと近づき

ベットの縁に座った

((また俺のシャツを抱いて寝てるのか

俺は彼の寝顔を見下ろしながら

左手でその白い肌をそっと撫でた

((……ふふ

指先からじわりと吸い上げるように

彼の体温が自分の中に流れてくる

そのまま陶器のようになめらかな肌に

指を滑らせて

白い肌には似つかわしくない

薄い黒色に変色した涙袋を撫でた

((……なんで

((前よりも

((隈が薄くなってる

体の奥底に

ひやりとした気持ちの 悪いものがひろがる

ラト

起きてるんだろ?

俺はそう言いながら

彼の顔から手を離そうとした

そのとき

っ…

ラト

……もう

ラト

離しませんよ

骨が軋むほどの強い力で 俺の手を握ったラトは

先ほどの穏やかな寝顔が嘘のように

ギラついた鋭い瞳で俺を刺した

ラト

…痛てぇよ

ラト

………

ラトは何も言わず、力も緩めなかった

((………

((……ふふ

俺は緩みそうになる口角に

ぐっと力を入れた

ラト

………その匂いはなんですか?

は?

ラト

鼻が曲がるような

ラト

品のない花の匂いがします

ラト

主様が好まない匂いです

関係ないだろ

俺の腕を掴む手に

ますます力が入る

……ラト

ラト

主様

ラト

何日も帰ってきてくださらなかったのは

ラト

なぜです?

……

ラト

この世界よりも

ラト

そちらの世界の方が良いのですか?

…腕を離せ

ラト

その悪趣味な匂いのする方が

ラト

関係しているのでしょうか?

ラト…!

ラト

主様

ラトはそのまま掴んだ俺の腕を

自分の方へと引っ張った

っ!

バランスを崩した俺は

寝ているラトの上半身に

覆い被さるように倒れ込んだ

ラト

主様

そして

すぐさま伸びてきたラトの両手は

俺の頬を包み

強引に自分の方へ向けた

いっ…

急に与えられた衝撃に

首元が小さく痛む

ラト

主様

唇が触れそうな距離まで 顔を近づけてきたラトが

もう一度俺を呼ぶ

((ふふ…はは…

俺は

じわじわと

ラト

わたしのことを

カラカラにかわいた喉が潤うように

自分が満たされていくのを感じる

ラト

嫌いになってしまったのですか?

((…あぁ

((やっぱり…こうじゃないと

俺は頬の端を釣り上げて

そうだとしたら?

汚らしくわらった

どうすんの?

ラト

……そうですね

澄んだ青が一段とギラついて

っ!

気づいたときには

さっきラトが寝ていた場所に 組み敷かれた俺と

俺の上に乗って

ラト

もちろん

ラト

壊しますよ

俺の首に手を添えながらラトは言った

ラト

主様を誰かにとられるくらいなら

ラト

迷いなくこの手に力を込めます

首元に

鋭い痛みが走る

ラト

主様の首は

ラト

とても細く

ラト

繊細で

ラト

綺麗で

皮膚にくい込んだ爪に

さらに力が入る

ラト

なんだか

ラト

とても簡単に

ラト

折れてしまいそうですね

言葉を並べる彼は

聖母のような穏やかな微笑みを たたえていた

……ふふ

こらえきれなくなって

おれは笑みをこぼす

ラト

………

ラト

……満足されましたか?

あぁ

俺は首に爪を立てる 彼の片手をとって

ちゃんと伝わったよ

ラトの気持ち

その指先にキスを落とす

ラト

主様…

俺を刺した鋭い眼差しが

だんだんと

柔らかく溶けていく

((ここ数日帰らなかったのも

((好きでもない女と夜を過ごしたのも

((全部全部

((このときのため

ラト

わたし

ラト

ずっとずっと

ラト

寂しかったです

うん

ラト

主様がいないと

ラト

とても退屈で

ラト

不安で

ラト

とても嫌な気持ちになります

うん

今にも泣き出しそうな彼を 顔を見上げながら

その手を

また自分の頬にあてた

しばらくはここにいるよ

だから

ラトと一緒にいられる

ラト

わたし

ラト

嘘は嫌いです

俺は嘘はつかないよ

俺は頬にあてたラト手に

猫のように擦り寄って甘えてみせた

いいから

はやくおいで

ラト

はい

ラトの胸から

小さな拍動を感じる

なでて

ラト

クフフ…

ラト

分かりました

温かい体温に包まれながら

慣れた手つきでラトが 要望に応えてくれる

ラト

このまま

ラト

お休みになられますか?

ゆったりとした彼の声が 余計に眠気を誘う

…うん

ラト

では

ラト

そのあとに

ラト

首の傷の手当をしますね

意識が薄れていく

いらない…

ラト

しかしそのままでは…

傷が残れば…

ラトは…俺を…

…忘れ…られないだろ…

…………

ラト

おや

ラト

寝てしまいましたね

ラト

……クフフ

ラト

本当に

ラト

可愛らしくて

ラト

憐れな方ですね

ラトはもう一度

血のにじむ首筋に手を当てた

ラト

わたしが与えた

ラト

この痛みも傷も

ラト

あたなはまたすぐに

ラト

忘れるのでしょうね

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