テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

眠れない君に

第1話 - 眠れない君に

464

2023年07月06日

#Dustard

#undertaleAU

腐男子チタタプ（低浮上）

murder

3ヶ月寝てない

fell

─ハァ！？

という急に大きな声を出したフェルに少しびっくりした俺は読んでいた本を落としそうになった

murder

…急に大声上げて大丈夫か？

fell

大丈夫か？じゃねぇだろ!!オメェの方が大丈夫か！？

murder

…？俺何かおかしな事言ったか？だとしたら悪かった。

fell

…なんでテメェはそう。…はぁ、ちょっとこっち来い。

murder

は、え？ちょ、なん─

murder

いいから黙って来い

半ばフェルにパーカーのフードを引きずられる形でフェルの言うことに従う

murder

(やっぱり俺何かやらかしたのか…)

"こっちの世界"とは比べ物にならないくらい穏やかなUnderfell。

フェルの誘いもあり俺はたまにだけどここに来て読書をしたりフェルの手伝いをしていた

2人で酒を飲みすぎてフェルの弟、エッジに叱られる事もあった

見た目はあまり似ていないのにその喋り方が、怒り方がアイツに似ていて、寂しさを感じてはワザと怒られることもあった

フェルの話を聞いて仕事の手伝いをして酒を飲んでエッジの手作りラザニアを食べて──

平和な日常を感じてヘラヘラしている自分が嫌いだった

僕達を殺した癖に平気なんだね

貴方がそんな人だとは思わなかったわ、サンズ

murder

あぁ違う、違うんだよ

何が違うって言うんだよ、嘘つき

俺達が殺された意味はあったのかよ

ねぇどうして殺したの？

murder

…仕方がなかったんだよ

もっといい解決策はあったかもしれないのに

本当は殺すのが楽しかっただけでしょ？

笑ってたもんね

殺せば殺す程強くなる感覚が楽しかったんでしょ？

murder

(違う─違う!!楽しんでなんかない！！俺は、皆のために─)

嘘つき

murder

あぁ…ごめん。ごめんっごめんなさい。俺はなんてことを─

嘘つき

murder

しょうがなかったんだよ。EXPがどうしても必要だったから。強くなってあのクソ人間を殺さなきゃいけないから。hehe…悔しそうなアイツの顔。そうだもっとEXPが必要だ。早くEXPを探さないと

嘘つき

murder

いや違う、そうだ俺は皆を助けようとしただけなんだ！！これしか道はなかったんだよ！！

嘘つき

murder

hehe…そうだ、だから俺は悪くない。悪いのは全部あのクソ人間で、いや違う。本当に悪いのは俺だ…あぁごめん、ごめんな。皆ごめん、本当に、許してくれ…

嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき

murder

ごめっ、ごめんなさ、っあ、パ、ピ？

目の前には殺した筈のパピルスが立っていた

目の前のパピルスは何も言わずに蔑んだ表情で"murder"を見下ろす

murder

あ、パピルス…こんな所にいたのか。兄ちゃんと一緒に帰ろう？なぁ───

パピルスに触れようとしても何故か手がすり抜ける

murder

は？あ、？なん、で？

なんでって─

お前が殺したからだろ

murder

違う…俺は、殺してなんかっ

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

何処からか笑い声が聞こえてくる。それは塞いでも塞いでも鮮明に頭蓋骨に響いてきて──頭が割れそうだ

murder

違う…俺は、やってなんか─

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

murder

─うるさい、ウルサイ、煩い！！！！！！！！！！！！！！！！！

遂には我慢できなくなって見えない相手に骨攻撃を出現させる。魔力が暴走して無我夢中で骨攻撃を当てようとするmurderの表情はフードに隠れて見えない。

どこから聞こえるのか分からない笑い声はそんなmurderを嘲笑う

それでもmurderが攻撃を当てようとしていると骨攻撃を振り回しているとガシュと何かに当たった音がした

murder

当たっ、た…ふっ、ふふっ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!

しかし顔を上げると目の前にいたのは─

murder

?え、な、んで─

murder

あ、あぁ、嘘だ…こんなの

パピルスが？

murder

パ─

目の前のパピルスはシュウ、という音を立てて塵になった

Loveが上がった音がなる

murder

ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！！！！！！！！！！！！！

辺りは再び笑い声に包まれる

murderは自分を責め立てる笑い声にその場で耳を塞いで蹲る。

────────薄汚れた殺人鬼め

─、い

murder

(…)

─お、

murder

(……うるさいな)

─おい、

murder

(………頼むから静かにしてくれ)

murder

おい！！！！！！！！！！！！！

murder

─っ！！

目を開くと目の前にはよく見しった顔がある。

fell

…俺が見えるか!?お前急に倒れて─

騒がしいと思っていた声の主はどうやらフェルだったらしい

そういえばさっきフェルにどっか連れていかれそうになったんだっけか？

そこから意識がない

動悸を抑えるために深呼吸をするとフェルが背中をさすってくれた

murder

(さっきのは─夢か)

fell

…馬鹿野郎

murder

hehe…悪いな

murder

(それにしても…さっきのフェルの焦った顔。初めて見たな)

murder

…アンタ、見かけによらず優しいんだな

fell

はぁ？…別に、

暫くしてとりあえず何とか落ち着くことが出来た。が、

fell

……

murder

……

気まずい沈黙が流れる

murder

…さっきみたいに

先に沈黙を破ったのはマーダーからだった。

murder

眠ったと思ってもすぐ起きちゃうんだ

murder

ずっと悪夢が続いて、いつしか眠るのが怖くなったんだ

fell

……。

fell

こっちに来い

言われるままにフェルの側に来ると急に強い力で引っ張られる

murder

！？

murder

離──っ！！

フェルの顔が近づいてきて思わずギュッと目を瞑る

何かが触れる衝撃が来る───頭に

頭に手のひらを載せられ俺はフェルに膝枕されていた

murder

？？

咄嗟のことに理解出来ずポカンとしているとフェルはニヤニヤとした顔でこちらを覗いてくる

fell

hehe…キスされるとでも思ったか？

murder

っ!!

羞恥心が込み上げフェルから逃げ出そうと藻掻く

fell

おっと…まぁまぁ落ち着けって

しかし恐らく重力操作だろう、身体が動かなくなった

強制的にフェルと見つめ合う姿勢になっては顔すら剃らせない

murder

…なぁ、フェル。悪ふざけは良してくれ。

fell

悪ふざけなんかじゃねぇよ。……こうすれば少しはマシになるかもしれねぇだろ。

murder

…マシ？何が？

fell

あー…だから…お前が…

murder

俺が？なんで？

fell

あ"ー!!だから!!傍にいたらよく眠れるかもしれねぇだろ！！！！

murder

…フェル、アンタ─

murder

(俺の事心配して？)

fell

…オメェが悪夢を見ないっていう保証はねぇけど…まぁ気の持ちようってやつだ。

murder

hehe…母さんみたいだな

fell

オメェはでっかくて可愛げのないベイビーみたいだ。

murder

ふっ…ハハッ。

murderは久しぶりに心から笑うことが出来た

murder

なぁ、フェル。魔力解いてくれよ。もう暴れたりしないから。

fell

本当だろうな

murder

あぁ。

fell

……ほらよ

確かに重力操作が解かれた事を確認してフェルの頬に向かって手を伸ばす

murder

…ありがとう。フェル

fell

…ん。

少し照れくさそうにするフェルの頬を優しく擦ると気持ち良さそうに目を細めた。

そんなフェルが面白くて可愛くて俺はつい調子に乗ってしまった。

フェルの顔が近くにある事をいい事にフェルの服を引っ張ってこちらに引き寄せて─

カツン。小気味良い音がした

fell

………っ！？は、ば、てめ!!!!

顔を真っ赤に染めて怒るフェルが面白くて肩を揺らしてクスクスと笑う

それが逆効果だったのかフェルはムスッとした顔つきになる

murder

フッ、フはっ、ハハハ!!

fell

ウルセェ！！笑うな！！

murder

だ、だって…wそんなに赤くなるなんて思わなくてさ…ふふっ、もしかしてアンタ、初めてだったのか？笑

fell

………悪いか

murder

えっ

これには流石のマーダーもびっくりして固まった

murder

う、嘘だろ…アンタ、こんなに遊んでそうな見た目で？

fell

……

murder

それは…hehe、悪かったよ。…まぁ同じサンズだしノーカンってことで──っン！？

急にフェルからキスされてびっくりする

fell

……っは、人にあれだけ言っといてアンタも顔染まってるけど？

…自覚があるから恥ずかしくなって顔を背けるとフェルの手で無理やり見つめ合うようにされる

murder

…〜っなん─

fell

言っとくがノーカンじゃねぇからな。

murder

…どういう意味だ

fell

テメェは俺の初キスを奪った最低野郎だ

murder

…そんなに嫌なら気にしなければ、

fell

だから責任を取って俺と結婚しろ

murder

……は？

fell

分かったら返事は！！！！

murder

ちょ、ちょっと待てくれ。色々可笑しい。手順も飛ばしすぎだ!!普通は付き合ってから結婚だろ？(ってそうじゃない!!)

fell

…あ"ー、それもそうだな。

fell

じゃあ俺と付き合え

murder

──、

fell

勿論返事は俺に殺されるか受け入れるかのどっちかだ

murder

hehe…アンタの世界にピッタリな口説き文句だな

fell

それで、返事は？

murder

(……こんなの断れるハズないだろ)

─マーダーがその日悪夢を見ることは無かった

チタタプ

久しぶりの投稿だけど終わり方ちょっと微妙でしたね笑

チタタプ

すいません😭

fell

すいませんじゃなくてすみませんだろうが!!!!

チタタプ

ヒェッ

チタタプ

マーダーさんの不眠症を解消する為に書いたのに殆どDustardの甘イチャ話になってしまいましたね…

チタタプ

それはそれでいいけど悪夢に悩まされて眠れないという公式設定を覆してしまったからこれはマーダーさんじゃ……ない？

チタタプ

まぁ、無事終わったから良かったです(没にしようと思ってた)

チタタプ

んじゃチタタプチタタプ!!

この作品はいかがでしたか？

464

7件

あ〜最高です！チタタプ様

腐男子チタタプ（低浮上）

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

眠れない君に

第1話 - 眠れない君に

作者の他の作品すべて見る

#Dustardの新着小説
一覧

関連するタグ

眠れない君に

第1話 - 眠れない君に

作者の他の作品すべて見る

#Dustardの新着小説一覧

関連するタグ

#Dustardの新着小説
一覧