胡蝶
と、注射器を善逸さんの手の甲へ刺した
俺は…只々、善逸さんのもう片方の手を握って…
見つめる事しか出来なかった
藍
…俺がもっと善逸さんの事を見とけば…
こんな事にはならなかった…
藍
善逸さんの手を強く握った
善逸
善逸さんが死んだら…どうしよう…
柱の俺がついていたのに…
そんな事をずっと考えていたら…
堪えていた涙が一気に流れて…
頬を辿り…滴り落ちる
嗚呼…止められない…
止めれない…
止めようとする程…流れて行く…
善逸
ぎ ゅ …
藍
善逸さんは俺の握っていた手を
握り返し…
残っている力を精一杯振り絞って…
俺に向かって…微笑んだ
善逸さんは…とても臆病で…
口は悪くて…
我儘だけど…
…
本当は…我慢強くて…
とっても優しい人…
だって、俺は知っているよ…
だから、そんな…
善逸
“ 悲しい顔しないで… ”
俺の涙はいつの間にか止まり…
涙は乾燥して…消えている
…
胡蝶さんの目線が空へ行き…
そして…ゆっくりと話し出した
胡蝶
藍
急にこんな事を言うなんて…
まぁ、でも、確かの綺麗だ…
月の光が俺達を優しく照らしている
まるで…勇気付けられている様な…
そして…しばらく沈黙が続き
胡蝶さんが再びはない始めた
胡蝶
胡蝶
藍
藍
と、言い…
微笑みを浮かべ…
その場を離れた
数分後
随分と走って来たけど…
ほとんどの隊士が殺されている…
俺がもう少し…来るのが早かったら…
こんな…事にはならなかった…のに…
そんな時…
ド ン ッ “ !
藍
俺は走る向きを変え…
音のした方へと走り出した
藍
今度こそ……
救って見せる…
ド ッ……
地面を思いっきり踏み…
宙へ舞い上がった
空から見た方が…攻撃力も上がるし…
見つけやすい…
俺は必死に音がした方を探した
…
藍
いた!
刀を強く握り…
深呼吸をして
呼吸を整えた
藍
藍
数時間前
こ、こんな…化け物に…
勝てるわけがねェ”…
しかも、出血量が多すぎて…
クラクラする…
やべェ“…
相手の攻撃が来る……
……
伊之助
は”、?
体が…動かねェ“…
伊之助
俺…
殺されちまうのか…?
伊之助
「 死ぬな!俺が戻るまで…絶対に…
”死ぬな!“
伊之助
伊之助
再び…刀を強く握りしめた
…
伊之助
死なねェ“!
伊之助
と、言った瞬間…
ボ コ ッ “……
伊之助
鬼に…殴られた…
…早すぎて…見えなかったぜ…
油断…してしまった“ァ…
伊之助
もう一発来る…!
俺は避けることだけを考え…
精一杯、力を振り絞り…
バ キ ” !
伊之助
なんとか相手の攻撃をかわした
そして…アイツの背後に回った今…
首を狙えるチャンス”!
俺は息を大きく吸い…
技を繰り出した
伊之助
伊之助
伊之助
相手の首を切った…!
と
思った瞬間だった
ガ キ ン っ”…
と鈍い音が響いた
そう…
俺の刀が折れたのだ
伊之助
伊之助
バ コ “っ……
伊之助
ヤベェ…完全にぼーとしてた“!
俺は勢いよく木に当たり…
そのまま地面に打ちつけられた
伊之助
伊之助
伊之助
鬼に頭を握られ…
そのまま力を入れて来た
伊之助
頭が…潰れそうだ…
イテェ…いデェ“…
だけど……此処で…
折れる訳には”…!
伊之助
伊之助
伊之助
思いっきり鬼の首を刺した
このまま…左右に…動かせば…
伊之助
全く…びくともしね“ぇ…!
伊之助
アイツの力はどんどん強くなって行った
伊之助
…
「 伊之助……ごめんねぇ……
伊之助
「ごめんねぇ……伊之助……
「 お前だけは…
生き延びて… 」
ー伊之助ー
だ、れ…だ…
伊之助
ゃ…べぇ…
吐血……した……
誰か……
助け__
火車… !!
伊之助
ザ シ ュ”…
伊之助
俺はそのまま地面に落ちた
伊之助
アイツが……来たのか……?
いや……
アイツじゃない……
じゃあ…キサマは……誰で……
何者……だ……
伊之助
速ぇ…
って、そんな事より…アイツが…
???
???
???
と、綺麗に炎の円状を描き…
そのまま地面に着地した
伊之助
コイツ…すげェ“…
強すぎ…だろ”…
コメント
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今日いっぱい見れてる〜!やほーい- ̗̀ *ˊᵕˋ* ̖́-最高〜ჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)続き楽しみに待ってます!🫡🫡🫡🫡