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日は昇った
現在時刻、午前八時ジャスト
なんと驚くことに、一連の出来事から一時間以上が経過している。
重ねて驚くことに、ぼくは杉並公園に二時間ほど滞在していた。
今、ベンチで休憩中。
一体なんの休憩かとツッコミたいところだが、そこはこの語られぬ一時間の間に起きた超推理故の反動だと説明付けておこう。
ぼく
わかっていることを整理しよう。
ぼく
ぼくはスマホのフォトを開く。 写真はすでに撮ってある。
ぼく
ぼく
ぼく
ぼく
ぼくは指で画像をアップする。
ぼく
盗まれたのだろう。
レシートが決定的な証拠だ。財布をひっくり返した時、迂闊にもしまい忘れたんだ。
ぼく
吸い殻を残すなんて、もう自首してるも同然だ。
唾液を用いたDNA検査なんて、二千年代以前からすでに始まっているというのに。
ぼく
───まだ、警察に連絡は入れていない。
警察だけでなく、誰にも。
───子供が、遊んでいる。
───おじいさんが、歩いている。
───人は、多いとは言えない。
けれどぼくは、ひとりきり。
ぼく
えっと、なんの話だったか………
そう、推理の整理だ。
ぼく
RESISTAの財布。
ぼく
多分、現場によるプラシーボ効果と、日光という定番の土地からだろう。
───修学旅行生を想定した。
ぼく
RESISTA財布、定価五千円なり。
ぼく
ちなみに、ぼくの財布も100均のものだ。もうかれこれ五年も使っている。
最近ボタンが壊れて、小銭がしまえなくなったところがたまに傷。
なんてことはどうでもよくて。
ぼく
未成年喫煙、ダメ、絶対。
ぼく
仮説破綻の確認は、すでに三週目を迎えていた。
ぼく
特に理由もなく、反射的にスマホの画面を見た。
現在時刻は、八時三分。
第二話(1) 弧を描く