落ちて
落ちて
落ちていった先には
どんどん気持ちが積もっていく
冬が近づいてきた
この巨木も
きっと私の気持ちのように
葉が流れ落ち、降り積もっていく
紅葉 モミジ
おはよ…
蒼空 ソラ
あぁ、起きたの?おはよ
蒼空 ソラ
今日は早いね
紅葉 モミジ
そうかな
蒼空 ソラ
ちゃんとご飯食べなよ
紅葉 モミジ
うん
蒼空 ソラ
……また倒れないでよ
紅葉 モミジ
うん……ごめんね…
だって食欲ないんだもん
蒼空 ソラ
俺部屋にいるからなんかあったら来てね
紅葉 モミジ
分かった…
蒼空じゃ、何か物足りない
不安でたまらないこの心を
埋めてくれる人はどこにいるの?
紅葉 モミジ
(もう食べなくていいや…)
紅葉 モミジ
ごめんね、捨てちゃって…(ボソッ
バサッ
ボフッ
紅葉 モミジ
ウトウト……
寝たら少し心は落ち着くけど
悪夢を見たときは
これでもかってぐらい
胸がざわついて
不安がまた少し積もる
紅葉 モミジ
スヤスヤ……
きっと蒼空がいなかったら
もうとっくに
壊れてた
でも、蒼空を信用することはできない
そんな自分がほんとに嫌いだった






