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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ここは天使の国 だが…ある日、魔王によって秩序が乱れ、混沌の国へとなってしまった。 そこで突如現れたのが…

勇者・ムーヘル。

彼の活躍によって、魔王の手下や混沌はどんどん収まっていった。 そして今。

ムーヘルと二人の仲間が、 魔王城へと乗り込もうとしている……!!

デイエル

ムーヘル様、該当する城を見つけました!

ムーヘル

でかした、デイエル。

レウユル

さ〜て、潜入しちゃいましょっかね〜?

デイエル

そうですね。

ムーヘル

よし、行くぞ!!

敵兵

!!

敵兵

侵入者だー!!!

門を破って侵入したら、すぐさま敵兵がやってきた。 数は50体以上。

ムーヘル

デイエル

ふっ……!アルギュロス・ナイフ!!

敵兵

ぐわああああ!!!

デイエルはすぐさま魔法で攻撃をした。敵兵が次々に倒れていく。 レウユルは…

レウユル

はっ、スリープズ・エデン。

敵兵

眠………い…

こちらもまた魔法を使い、たくさんの敵兵を眠らせた。 二人だけでも十分強い。

ムーヘル

ごめんな、二人だけで…

レウユル

レウユル

平気ですよ〜。

デイエル

わたくしも平気です!

ムーヘル

それでは、進んで行こう。

進んだ先は、大きな玄関ホールだった。

ムーヘル

広いな。魔王の事だ、何かトラップが仕掛けられてると思うから気をつけるんだ!

レウユル

そうだね、ってわぁ!?

早速、レウユルは魔王のトラップに引っかかった。 どうやら、床のスイッチを押して作動したらしい。 網に捕らえられているレウユルは、もぞもぞと抵抗している。

デイエル

レウユル、貴方!

レウユル

ぼくに構わなくて良いから早く行って〜!

デイエル

そんな事は出来ません!

ムーヘル

レウユル、後で合流出来るか?

レウユル

もちろん〜あああ!

デイエル

で、でも。

ムーヘル

平気だ、レウユルも強いのだから。

デイエル

…承知いたしました。

こうして二人は進んでいった。

レウユル

………………

特大の扉を二人は見つけた。魔王の部屋だと確信し、部屋に入った。 シャンデリアで照らされているお陰で部屋は明るいが、あるのは王座だけ。 それ以外は全くない。広いのに。

ムーヘル

ここか…!

デイエル

魔王の姿が見当たりませんが。

ムーヘル

そうだな。早く出てこい!!

シルス

ふふふふふ。よく来たわね、勇者どもよ。

妖艶な声が、部屋に響く。 そして、声の主は姿を現した。

ムーヘル

!!

ムーヘル

魔王っ!

シルス

魔王だなんて失敬な。魔女などとお呼びなさいよ。

シルス

しかし、ここは滅多に見つからない場所であるのに。

デイエル

貴方はここに隠れようとしていたの?

シルス

隠れる?そんな陰湿な事しないわ。

シルス

わたしは正々堂々、貴方達と戦う気でいるわよ。

本音を言ったが、二人は中々信じないような表情だった。 それもそうだ。

ムーヘル

それでも良い……お前とは、今決着をつける。

デイエル

わたくしも、貴方を倒してみせる!

シルス

…そうか。

シルス

なら、始めさせてもらうわ_

レウユル

させないよ。

扉を開き現れたのは、レウユルだった。

ムーヘル

レウユル!?

デイエル

貴方合流したは良いけども、させないって?

レウユル

…なぁ魔王。

シルス

ん?

レウユル

いや、あんたじゃない。

シルス

は…?魔王は私よ!

レウユル

嘘をつかなくていい。

レウユル

だって、真の魔王はここにいるんだから。

デイエル

な、何を言ってるのあなたは!?

レウユル

じゃあ、最初から説明してあげるよ。

レウユル

うううう…何でこんなトラップにぃ…

レウユル

…まぁ一瞬で出れるんだけど!

ぼくはわざと、縄から出れないような「フリ」をしていた。 ある事を確かめるため。

レウユル

しっかし〜、何で“優しい”ムーヘルはぼくを助けなかったのかな?
これ普通の網だし。

レウユル

ムーヘルの魔法剣なら、すぐ切れるのに!
ぼくを信じてたんだろうけど、強い魔王倒すのには二人じゃあれじゃ〜ん!

レウユル

それに、さっきだってヘンだった。
敵兵を倒すの、ぼくとデイエルが率先してやったのはいいけど…

レウユル

ムーヘル、全く動いてなかった。

レウユル

まるでぼくを使ってるみたいだったし〜。

レウユル

目つきがそうだった。

レウユル

もしかすると、ムーヘルが魔王だったりするのかな?
てか、何でこの部屋にトラップあるの知ってたの?

レウユル

…ちょっと探索しよう。

レウユル

広っ。何でこんないちいち広いの?

レウユル

ん、日記だ。シルス…って誰だ?

レウユル

とりあえず読もう。

○月○日 魔王が、魔女の私を倒すように魔王自身から命令された。 何を考えているんだ?

○月□日 魔王は『英雄』として国王に私を討伐すると言い出した。 私を魔王として、殺した後に王の座を奪うのだろう。

□月△日 適当に手下?を呼び出しては倒される毎日。 もう嫌だ…魔法薬の練習したい…

 月 日 来た。

レウユル

……

レウユル

ムーヘル…

これが、魔王を裏付ける証拠だった。

レウユル

これが全てだよ、

ムーヘル

…っ……

レウユル

魔王、ムーヘルさん?

シルス

…あんた、日記を読んだのね…!?

レウユル

読んだよ。

デイエル

ムーヘル様が魔王なんて、う、嘘ですよね!?

レウユル

それがね…嘘じゃないんだ。

レウユル

本当はぼくも信じたくないよ、あの優しいムーヘルが魔王って。

レウユル

でも、その優しさが嘘だったとしたら…
それなりの制裁を加えたいんだ。

デイエル

……っ!

ムーヘル

…………………

レウユル

さぁ、答えてよ。
ぼくの言っていることが正しいかどうか、さ。

ムーヘル

………

ムーヘル

…フッ。

レウユル

するとムーヘル…いや、魔王の羽が漆黒に変わった。

ムーヘル

その通りだよ、お前等ァ!!!!!

デイエル

え………?

シルス

くっ…

レウユル

やっぱりね。あの日記を見つけなければ、今頃この国滅んでたよ。

デイエル

ムーヘル

しかしよぉ、まさか愚図な真似をしていたお前が俺を見抜くとはな!
少しは見直してやったよ!

レウユル

…そうかい。

デイエル

………倒すん、ですね?

レウユル

そうに決まってるけど、倒し難いよな…
仕方ないんだけど。

シルス

あ…わ、私も!!

シルス

さんっざんこき使われたから、あんたらの味方つくよ!

ムーヘル

ふっ…ははははははははは!!!!!!

ムーヘル

さぁかかって来いよ!!

レウユル

…行こうか。

魔王が あらわれた。 戦いが はじまった。

真の勇者は 彼だった。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

15

ユーザー

すごい…神作だ…✨

ユーザー

( ゜д゜)ナンダッテー!?ユウシャガホントノマオウナノー!? 主)‪( ◜ω◝ ).。o(むーヘルを マー★ルチョコレートと思ったのは俺だけか?)‬

ユーザー

すっげぇや☆

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