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夏海
じゃあ早速作戦会議といいますか！
聖菜
どうしたらいいんだろ…
聖菜
きっと今の玲音くんは私のことが嫌いなやだわ…
夏海
そうね…残念だけど玲音くんはその先輩のことを信用してるみたい…
聖菜
うん…詩織先輩、外ズラいいからね…
聖菜
あーっ！
夏海
何どうしたの？
聖菜
うちの弟！
聖菜
玲音くんとすごく仲良いの！
聖菜
弟にLINE登録してもらえば怪しまれずに済む！
夏海
まさに名案！
聖菜
そうと決まればかえって弟にLINE登録してもらう！
夏海
うん！あっ！私もお邪魔していい？
聖菜
いいよ！
聖菜の家
聖菜
ただいまー！
陸
姉ちゃん！おかえり！
聖菜
お母さんは？
陸
仕事だよ！
陸
その人誰？
聖菜
私のお友達の夏海。
夏海
こんにちは。よろしくね。
陸
うん！
聖菜
ねえ、陸、玲音くんのLINE持ってる？
陸
持ってるよ！
聖菜
え？
陸
随分前から持ってるけど？
聖菜
じゃあ！ちょっと陸のスマホ貸してくれない？
陸
いいけど…？
聖菜
ありがと！夏海！上行こ！
夏海
うん！
聖菜
なんて送ろう…
夏海
んー…まず名乗ったら？
聖菜
え…でも…そしたらまたブロック…
夏海
分かった！私が送ってあげる！
聖菜
え…それはちょっと…
夏海
じゃあ後ろで私が文面考えてあげるから聖菜が打って！
聖菜
分かった！
夏海
こんにちは。とても大事な話がありますって送って
聖菜
こんにちは。とても大事な話があります
玲音
誰？陸じゃないよね？
夏海
聖菜です。本当に大事な話なんです。聞いてください
聖菜
聖菜です。本当に大事な話なんです。聞いてください
玲音
やだよ！俺、詩織から全部聞いてるからね！
夏海
信じて貰えないかもしれないですけど詩織先輩が嘘ついてるんです
聖菜
信じて貰えないかもしれないですけど、詩織先輩が嘘ついてるんです
玲音
信じないよ。詩織はすごく良い奴だ。嘘なんかつかない
聖菜
違うんです！本当に！
玲音
ブロックはしないでやるからもう二度とLINE送らないで
聖菜
そんな…
夏海
あの詩織って女！会ったことないのにすごくムカつく！
聖菜
…許さない…
夏海
え？
聖菜
絶対に許さない！
聖菜
詩織先輩を許さない！
夏海
聖菜…？
聖菜は自分のスマホを勢いよく取り出すと詩織とのLINEを開いた
聖菜
詩織先輩！
詩織
何？
聖菜
何？じゃないです！詩織先輩がやったことは知ってますよ！
詩織
は？私の彼氏撮ろうとしたのはあんたでしょ？
聖菜
違います！確かに…玲音くんのことは好きですけど…
聖菜
だからって嘘までついて玲音くんのこと騙すんですか？
詩織
しょうがないじゃない！
詩織
玲音はモテるんだからそうまでしないといけないの！
詩織
玲音は私のモノ…誰にも渡さない…玲音がほかの子と仲良くしてたら
詩織
その時は私が許さない…
聖菜
詩織先輩…今の玲音くんが聞いたら悲しみますね…
詩織
え？なんでよ？
聖菜
私だったら嫌です。そんな束縛心の強い彼女怖いです。
聖菜
玲音くんは詩織先輩と別れた方がいいです
詩織
どうせ無理よ！だってね、玲音は私の言いなりだもん！
聖菜
それはどうでしょう…
夏海
聖菜…今の画面スクショなんかしてどうする気？
聖菜
これを玲音くんに送るの…
聖菜
もちろん読まれたまずいとこは消してね…
夏海
ああ…あんたが玲音くんのこと好きって言ってるとこ？
聖菜
そこはカット…
玲音とのLINE
聖菜
聖菜
聖菜
聖菜
玲音
なんだよこれ
聖菜
さっき詩織先輩としたLINEです
玲音
嘘だろ…
聖菜
詩織先輩は玲音くんのことをこう思ってるんです
玲音
う…そだろ…
聖菜
本当です…
玲音
ちょっと詩織に確認してみる！
玲音
あと…なんか勘違いしててごめん…ブロック解いといたから
玲音
今度は聖菜のスマホからLINE送って
聖菜
はい！
聖菜
はあ…
夏海
聖菜良かったね！
聖菜
うん…でもなんか…詩織先輩が…可愛そう…
全て解決したはず…
でも私の胸は痛かった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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