テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#あべさく
めかぶぷりん
1,554
#ご本人様には関係ありません
楪羽*yuzuriha*
472
「――よし、これで今日のすのちゅーぶの収録は全部終わりです! お疲れ様でしたー!」 スタッフの大きな声と共に、スタジオの照明が落ちる。 いつもなら、収録が終わった瞬間に「めめ〜!」と背中に飛びついてくるはずの、賑やかな関西弁の愛しい恋人は、今日ここにはいない。 康二は今、別のテレビ局で単独のバラエティ番組の生放送に出演していた。 メンバー9人全員が集まる楽屋へ戻ると、目黒はどこか緊張した面持ちで、自分の大きな仕事用カバンのファスナーを開けた。
蓮
目黒のいつもとは違う、どこか張り詰めた、だけどひどく真摯な声。 ソファでくつろいでいた深澤や岩本、グミを食べていた渡辺、台本を読んでいた阿部や宮舘、佐久間、そしてすべてを裏で知っているラウールが一斉に目黒に視線を向けた。
翔太
渡辺が少しからかうように笑う。
蓮
目黒はカバンの中から、丁寧に作られた白い封筒を7通、取り出した。 そして、戸惑うメンバーたちの前に、一人ひとりの顔を見つめながら、その封筒を恭しく手渡していった。
亮平
封筒を開け、中に入っていたカードを読み上げた阿部が、驚きに目を見開く。 そこには、目黒の直筆で、美しく厳かな文字が並んでいた。
『目黒蓮・向井康二 結婚式 並びに 結婚パーティーのご案内 日時:〇月〇日(交際6周年記念日) 場所:〇〇の森 チャペル参列者:Snow Manの皆様へ』
照
岩本がカードを見つめたまま、低い声で尋ねる。 目黒は姿勢を正し、メンバー全員に向かって、深く頭を下げた。
蓮
静まり返った楽屋。 目黒の手作りの招待状を握りしめ、最初に大きく息を吐いたのは最年長の深澤だった。
辰哉
深澤はいつもの優しい先輩の顔でふっと笑うと、招待状を大切にジャケットのポケットに仕舞った。
辰哉
大介
佐久間がいつもの弾けるような笑顔を取り戻し、目黒の背中をバシバシと叩く。
大介
涼太
宮舘が静かに微笑み、胸に手を当てる。
涼太
翔太
渡辺が呆れたように、だけど嬉しそうに目元を緩める。
照
蓮
メンバーたちの底なしの優しさに触れ、目黒の瞳からポロポロと涙が溢れ出した。
照
岩本が笑いながら、目黒の逞しい肩を強く抱きすくめる。
照
亮平
ラウール
ラウールが横で、誇らしげにウィンクをした。 交際6周年。 世界に隠さなければいけない恋。 けれど、この楽屋にある「9人の家族の絆」は、どんな世界からの逆風よりも強く、温かく、2人の未来へのバージンロードを確かに照らし始めようとしていた。
コメント
1件
みぅ🤍🥀です。第3話、読みました……っ😢🤍 手作りの招待状を7通、一人ひとりの顔を見ながら渡す目黒くんの真摯さにまず泣けたし、「謝るなよ」って一番に言った深澤くんの言葉が本当に胸に沁みました。世界に隠さなければいけない恋だけど、この9人の絆だけは誰よりも強いんだなって。ラウールの「言ったでしょ」も可愛くてニヤけました…っ。6年目のバージンロード、絶対に最高の式になりますように🌙🤍