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これで阿部ちゃんいじめられたらマジでうちがモブどもをぶっ潰す!
続きが気になります 楽しみにしてます
阿部くんが転校してきて 2週間がたった
あれから阿部くんとは必要なこと 以外話してない
阿部くんから話しかけてくれることも 無くなった
俺がそうさせたのに
それが寂しいとさえ思ってしまう
それに、俺のいじめにも変化があった
机の上の落書きが全く無くなった
それはいい事だったけど
悪いこともあった
俺のいじめは影でされること が多くなった
そうなった理由は阿部くん
阿部くんは男女共にすごく人気で
俺をいじめてたヤツらも
阿部くんにはいい顔したいみたいで
阿部くんがいるところでは
いじめられることはなくなった
でも、阿部くんが居ない時は
今までと一緒
周りの対応も今までと一緒
ほんとタチ悪い
そして今日もまた
オタクとバカにされる
髪の毛を掴まれ
ブスだとバカにされる
こんな毎日が嫌で嫌で
周りに変化があっても
俺には変化がない
誰も助けてくれない
生徒1
生徒2
生徒1
今日阿部くんはいない
先生は遅刻だと言っていた
阿部くんが居ないことをいいことに
俺をクラスみんなでいじめてくる
周りの奴らは笑い
いじめの矛先が自分に来ないように
強いやつに合わせる
そんなやつばっかだ
でも
俺があっち側に人だったら
こいつらみたいに
多分周りに合わせて笑ってた
俺も同類か……
俺のいじめは無くなることは無い
そう思ってた……
生徒1
生徒1
佐久間大介
生徒2
生徒1
生徒2
佐久間大介
その缶バッジだけはほんとにダメなんだ
阿部くんが
阿部くんが拾ってくれたやつだから
俺のお守りなんだよ
俺の宝物なんだよ
それが今目の前で
踏まれそうになってる
でも、背中を踏まれてる俺は
動けなくて
ただそれを見てることしか出来なかった
佐久間大介
あと数センチで踏まれる……
って時に
??
生徒1
それは……
生徒2
阿部亮平
阿部くんだった
2人は阿部くんの顔を見て
血相を変えて俺から離れた
阿部亮平
佐久間大介
阿部亮平
阿部亮平
手を差し伸べてくれる阿部くん
なんでそんなに優しくしてくれるの
阿部亮平
生徒1
生徒2
生徒1
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
生徒1
生徒2
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
生徒1
阿部亮平
生徒2
生徒2
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
クラスメート
阿部亮平
阿部亮平
佐久間大介
俺の初恋は終わったと思ってた
でも……
好きになるなって言う方が
無理な話だよね
佐久間大介
背中を踏まれた時に出来た痣に貼る
湿布を探してくれてる阿部くんに
俺は静かにそう問いかけた
阿部亮平
阿部亮平
佐久間大介
阿部亮平
阿部亮平
佐久間大介
小さい声で阿部くんがなにか言ったけど
なんて言ったか聞き取れなかった
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
佐久間大介
阿部亮平
佐久間大介
阿部亮平
阿部亮平
いや、
好きな人に背中出すなんてやなんだけど
恐る恐る服を上げ
背中に湿布を貼ってもらう
阿部亮平
阿部亮平
冷たい感触を我慢しながら
自分の心臓の音が阿部くんに 聞こえてないか緊張する
阿部亮平
佐久間大介
俺が「ありがとう」って 言った瞬間に
保健室のドアが勢いよく空いた
深澤辰哉
阿部亮平
阿部亮平
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤くんの喋り方で
ものすごく心配してたんだなって すぐにわかった
阿部亮平
佐久間大介
佐久間大介
阿部亮平
深澤辰哉
佐久間大介
佐久間大介
佐久間大介
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
阿部亮平
阿部亮平
深澤辰哉
阿部亮平
阿部亮平
え?いじめられてた?
阿部くんが?
しかもそれを助けたのが 深澤くんなんだ……
深澤辰哉
大切な人……
その一言で
深澤くんは阿部くんのことが 好きなんだって
すぐにわかった
俺はここの空間にいたくなくて
佐久間大介
阿部亮平
佐久間大介
佐久間大介
阿部亮平
阿部亮平
深澤辰哉
阿部亮平
阿部亮平
佐久間大介
佐久間大介
佐久間大介
阿部亮平
校門を出た瞬間に
何故か分からないけど涙が出てきて
家に帰ってからもしばらく 涙は止まらなかった
でも、これでいじめはなくなるかな?
って思ったらちょっと嬉しくて
阿部くんへの恋は
諦めようと思ってたけど
もう無理だったんだ
諦めることなんて
だから今日から
俺の片思いが始まる