毒深愛兄弟

3話「兄の違い」

そんなことを言われながら 顎下を撫でられ続ける

りう兄の機嫌を取るかのように 地べたに女の子座りをしながら手も地面に付け 上目遣いをするかのようにりう兄の事を見る

いふ兄に比べて基本俺には甘めのりう兄は これだけで満足し特別酷いことをしようとはしない

痛いのや苦しいのも嫌だけど こうやってまるで恋人かのように甘いことをされるのもむず痒く好きではない。

俺の目をじっと見つめ頬に手を添える

深い方のキスをされると理解し 俺は口を開け舌を少し出す

そうするとりう兄は若干頬を染め 俺の頬に触れてない手で腰に手をやり俺の身体を自分の方へと引く

キスと同時に舌が入ってくる

いふ兄とは違いそこまで苦しくないキス

頭がふわふわしてぼーっとする

呼吸するのが精一杯で りう兄の背中に手をやり服を掴みながら必死に呼吸をする

そしてりう兄の足元に座っているせいで 理解したくなくても察してしまう足元に当たる固いもの

何故弟に恋人のような行為をして 興奮出来るのだろうか

そう言われた瞬間 りう兄の膝に座らされる

俺がいふ兄のとしていたことを話した途端りう兄の先程の笑顔は消え

そう俺に怒ってくる

りう兄は多分俺の事が本当に好きで 若干ヤンデレ気質な為こういう所は少しめんどくさい

それでも決して俺の事を乱暴に扱わない

そう、乱暴には扱わないが 性行為の頻度が多すぎる

事ある毎に犯されてしまう

いふ兄とは違った恐怖

今日もまた俺はりう兄に犯される