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東方 ... 、✨ 面白そうな予感 ... (* ॑꒳ ॑* )
私はずっと独りだった。
独りぼっちは慣れた。
だから、これからも独りでよかった あるとき、扉も無いところから女の人がやってきた。
私はまだ幼く不思議としか思わなかった
零
??
??
??
零
幼いながら名前だということは判別できた。
でも私に話し掛けてくる意味が分からなかった。
八雲 紫
八雲さんは陽気に笑いかけてくれた
…元気な人だなぁっと思いながら見つめていた
八雲紫は咳払いし
八雲 紫
零
八雲 紫
零
八雲さんの言っていることを理解できない
今、幸せかどうかなんて分からない
八雲 紫
零
八雲さんは難しいことばかりを言ってくる
幼い私には理解が出来ない
でも、八雲さんは優しく私を微笑み手を差し伸べてくれた。
私は、その手を…
取った。
八雲 紫
八雲 紫
零
交渉成立らしい
数年後ってどのくらいかな
そんなことを考えているとなにもない空間に裂け目が出来た。
不思議がっていると
八雲 紫
のーりょく?
八雲 紫
零
八雲さんは空間の裂け目に入っていった。
八雲 紫
八雲 紫
八雲さんは王子様のような格好いいセリフを吐いて消えていった
八雲さんが消えたと同時になにもない空間の裂け目は綺麗さっぱり消えていた
やっぱり不思議
理想郷
幸せ
満足
迎え
八雲さんは私に全て与えてくれるらしい
嬉しいね
数年後
私は高校生ぐらいの年になっていた
友達も親友もクラスメートも出来た。
毎日が幸せだった。
ずっとずっとずっーと…
この幸せが続けばいいって願った。
零
私の親友が交通事故で死んだと知らされた。
…苦しい
置いていかないで
私を、置いていかないで
また、独りになる
独りは辛いよ
苦しいよ
独りになりたくないよ
独りにしないで…
私は親友が死んで辛かった。
自分も死んでしまおうかと思った
クラスメートや友達が慰めてくれた
でも私の辛さは無くならなかった
だから
辛さを隠すために
ギャルを演じる
ギャルは明るくてみんなの中心に居る存在
だから独りにはならなくなる
これで私も独りじゃ無くなる
これで、やっと…
ギャルになるため
学校を転校した。
転校した学校で性格をギャルに変えた。
零
零
自分の出来るギャルになった
明るくて
元気で
可愛くて
強くて
悪い優等生になった。
テストではいい点を取り、素行は悪くする。
いいギャルでしょ?
ギャル仲間も出来た。
楽しい毎日
なはずなのに心は一切満たされなかった。
表面上の関係
私はギャル仲間が出来ただけで親友が出来たわけじゃない
親友以上に仲のいい人なんて作れなかった
ギャル仲間とも一つ壁を作った
そうしないとまた辛くなるから
怖いんだ
大切にしたものを失うのは
だから
今日もギャルを演じる
ギャルのような化粧
ギャルのような髪色
髪型
口調
性格
全てギャルに寄せた
だから周りはエセだって言うことに気付いてない
…ギャルじゃない私を見たらどんな反応するのかな
ギャル仲間は
軽蔑?
嫌悪?
差別されちゃうかもね
…あー、自分を偽るってこんなに辛いことなんだね
私は屋上に居た。
意識がはっきりしてないや
でも、もういいんだ
零
零
最期も明るく振る舞って
フェンスに登り
零
落ちた。