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倦怠期……   (勇太バージョン)

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倦怠期…… (勇太バージョン)

9 - 倦怠期…… (勇太バージョン)

♥

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2020年12月19日

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〇〇

……なん…で

私は予想外のことすぎて、頭が追いつかなかった。

勇太に話しかけなきゃ……

だけど、一向に足は動いてくれない。

〇〇

(やばい……こっちに来る……)

なんとか陰に隠れようとしたその時……

上條

フフッ……

上條さんが、私の存在に気づいた…

もう後戻りはできない……

私は勇太に気づいてもらうために、1歩前に出た。

〇〇

ゆう…………

上條

勇太くん!

勇太

へ………?

チュッ………

〇〇

え……………

何………今の………

私がいる前で…………キス………

上條さんは嬉しそうにこちらを見てくる

〇〇

………………っ

上條

あ!〇〇さん 居たんだ

上條さんは、私を今見つけたかのような感じで話しかけてきた。

勇太

え………〇〇

海人くん………ごめんね

私もう……………頑張れないや……

私の頭の中で糸が途切れた…………

〇〇

勇太……………

〇〇

邪魔してごめんね?

〇〇

これが最初っから望みだったんでしょ?

勇太

違う………違うよ…今のは!

〇〇

普通にさ………別れよって…

〇〇

口で言ってくれればいいのにさ……

〇〇

…………何…今の?

〇〇

勇太ってそんなに最低な人間だったんだ………

〇〇

私の事そんなに嫌い?

聞かなくってもわかりきってる事だった。

本当に私のことを大事に思ってくれてるのなら…こんなことには……

〇〇

嫌いなら普通に別れよって言ったら良かったじゃん…

勇太

だから…今のは違うんだってば

〇〇

違う?……何が違うの

〇〇

私見ちゃったんだよね……

〇〇

勇太が嘘ついたのも全部……

勇太

待ってよ……何の話?

〇〇

とぼけないでよ……

勇太

とぼけてなんかない!

〇〇

……………

〇〇

じゃあ…今のキスは何?

〇〇

しかも…私の目の前で……

〇〇

ねぇ………

〇〇

答えてよ!

勇太

………ごめん

〇〇

ほら……

必死になって…言い訳ぐらいしてもいいのに………

〇〇

…………酷いよ

本当にもしかしたら、あれは私の見間違いだったのかもしれない……

でも…今はそんなことを受け止められない……

あの光景よりも…こっちの方が酷かったから

もう勇太のことなんてこれっぽっちも思ってないから

ううん…最初っから勇太になんてきっと興味なかったのかもしれない……

勇太

なぁ……〇〇……俺上條さんとは…

〇〇

……別れよ

勇太

え……何言っ………

〇〇

今までの夢のような時間をありがとう

〇〇

幸せだったよ…………

勇太

ちょっ……〇〇!だから違うんだってば

今の行為は勇太の中では何も感じなかったんだ……

やっぱりモテる男はいいよね……

すぐに、女の人達がヒョイヒョイ寄ってきて

そりゃ、私よりもスタイルや顔がいい人たちなんか山ほどいる

そんな中で、たった1人の私を勇太は選んでくれたと思ってたのに………

ごめんね………心が狭くて

でも……本当にもう限界なんだ…

〇〇

バイバイ………

そう一言言い残して、私は反対の方向に走った。

勇太

待てって!

後ろから追ってきた勇太の手が私を掴んだ。

勇太

ちゃんと話そ…お願いだから

何を?……何を話せと言うの?

〇〇

私には、もう言い残すことなんてないよ…

勇太

なんでだよ………なんでこうなるんだよ!

そうだよね………そうなるよね……

でも、そのセリフはこっちのセリフ……

なんで私が、こんなに大好きな勇太と別れなくちゃダメなの……?

本当に毎日が幸せだった……

夢のような時間だった……

だけど……一気に崩壊されて……

私の思い出は1つも跡を残さずに消えた………

〇〇

バイバイ……勇太

〇〇

ほら、上條さんのところに戻ってあげなよ

〇〇

元気でね………

勇太

……………っ

私は、勇太に掴まれてる手を払い除けて別れを告げた……………

続く

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