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私の両親が事故で急に亡くなって、2ヶ月が経とうとしていた。親戚の家を転々とたらい回しにされて、どの家でも居心地が悪く、私は疲弊していた。 そんな時に、クラスメイトの陸から意外な提案をされた。
海
春花
海
春花
海の家は、父親が漁師、母親がパートで働いている賑やかな家族だ。春花は海のひょんな提案により、3兄妹の家に「家族」として迎え入れられることになった。 引越しの日、春花は小さな荷物を抱え、ため息を着きながら、港町の古い一軒家の前に来ていた。
春花
ピンポーン…。
春花
ドタタタタタタ…! ガチャ…!
海
春花
陸
私は海に腕を掴まれ、 半ば強引に家の中へと連れていかれた。
海
春花
海
春花
海
春花
海
春花
海
春花
私は海に連れられ、部屋のあちこちを見て回っていた。どれも今まで居候していた家とは大違いな程に綺麗で、大きな家具だらけだった。
春花
私がそんなことを考えていると、 ふと後ろから声をかけられた。
???
海
春花
???
春花
陸
春花
春花
陸
春花
陸
春花
春花
陸
春花
春花
陸
ガチャ…パタン…
春花
陸さんが部屋から出ていったあと、 私は自分の部屋を見渡した。 見渡す限り可愛らしいもので溢れていた部屋だった。 私が来ると知って 急遽作ってくれた部屋らしかった。 引越しの疲れもあり、私は自分のベッドへと倒れ込んだ。
春花
コンコンコン……。
春花
私が疲れた体を癒そうと 横になろうとした時に、部屋のノックがなった。 扉を開けるとそこには子猫を抱いている男の子がいた。
春花
空
春花
空
春花
空
春花
空
空
春花
空
ガチャ…パタン
春花
同居生活が始まると、 なれない不慣れなことが多くありながらも、兄弟の個性を少しずつ理解できるようになり、少しずつ家族の絆のようなものを感じるようになっていた。
春花
毎朝、早く起きて、家族全員の弁当を作り、春花の分も用意してくれていた。
陸
春花
陸
春花
陸
春花
陸さんは不器用ながらも 時々優しさを見せてくれている。 自分の気持ちを素直に伝えられないから 誤解されることも多い。
陸
春花
陸
春花
陸
春花
陸
春花
弟の海は 私と同級生であることもあり、毎日気さくにどこででも声をかけてきてくれた。
海
春花
海
春花
海
春花
海
春花
海
春花
海
海は、お調子者で やんちゃだけれど 私が学校の子達にからかわれているといつも助けてくれている。
モブA
モブB
春花
モブA
春花
モブB
モブA
バタバタバタバタバタ
海
モブA
モブB
春花
海
モブA
モブB
海
春花
パタパタパタパタ…
モブA
モブB
海
春花
海
春花
海
春花
海
春花
実は海は 私が家に来てから真面目になりつつあるらしかった。 授業も、宿題も真面目にやるようになってきたとこっそりと陸さんから聞いていた。
海
春花
一番下の弟の空とは打ち解けるまでに時間が掛かった。 ある日、空が庭で拾ったという子猫を一緒に世話をしていくうちに徐々に心を開いてくれるようになっていた。
空
春花
空
春花
空
春花
ハナ
春花
空
春花
空
春花
空
春花
空
春花
私は照れながら 子猫の名前の由来を話した空を思いっきり抱きしめ、頭を撫でた。 空は照れながらも、やっと笑顔を見せてくれた。
ある日、学校で 春花は、学校の子達から「居候のくせに生意気だ!」と陰口を叩かれ、落ち込んでいた。家に帰ってからも落ち込んでいて、 自分の部屋へと閉じこもってしまっていた。
海
春花
海
春花
ガチャ……。
海
春花
海
春花
海
春花
海
海
春花
海
海
春花
バタバタバタバタ…
海
陸
バタバタバタバタ…
春花
陸
空
ガチャ、バタン……!
空
陸
海
海
陸
海
空
空
海
陸
海