これは、Qnちゃんが救われなかったバットエンドの世界線。
より良い体験のために、本編を読んだ上でお読みください。
ご本人様には一切関係ございません。
では、バットエンドの世界線をお楽しみください。
とある冬の放課後。
もぶ1
もぶ2
Qn
もぶ1
もぶ2
Qn
もぶ1
もぶ1
もぶ2
Qn
もぶ1
もぶ2
これはいじめと言っていいのだろうか。
"パシリ"だと言うべきなのだろうか。
俺にはよく分からない。
けど、別にいい気がするものではなかった。
Qn
もぶ1
もぶ1
もぶ2
その割には、感謝の言葉はあった。
本気で思ってるかは置いといて、
シンプルに喜ばれるのはどの都市になっても嬉しいこと。
でも、この生活はどんどん変わっていった__。
Qn
もぶ1
もぶ1
そこにあったのは、まだ数回しか使っていない体操服とは思えない__。
"バカ"、"あほ"、"〇ね"など悪口の書かれた体操服が。
所々ちぎれていたり、敗れていたりして、着れるものではなかった。
もぶ2
Qn
もぶ2
もぶ1
もぶ1
Qn
もぶ2
そう言って泣き出してしまった__。
のではなく、嘘泣きをしていた。
"泣きたいのはこっちなのに"この言葉は喉の奥に閉まっておいて、
おれは教室から逃げ出した。
今は、誰もいないところに行きたかった。
着いたのは__、屋上へ続く階段。
ここなら誰もいない。
居るとしたら、サボりに来る先輩くらいだろう。
屋上ではなく屋上へ続く階段なのは...
屋上だと、空へ旅立ってしまう気がしたから。
...僕はそっと目を閉じた。
これが吉と出るか凶と出るかはこの時のおれには分からなかった__。
何時間寝たのだろうか。
下の階がざわざわし始めていた。
お昼休み...?それとも帰りの時間だろうか。
そんなことを考えていたら、階段を登ってくる足音が聞こえてきた。
Or
Or
Mn
Bn
Dz
Orくん。
Orくんは、おれの親友であり...。1番来て欲しくなかった人。
...心配されたくなかったから。
Qn
Or
Mn
Bn
Dz
Orくんのことは大好きだった。
でも、今はそばにいたくなかった。
だからまた逃げ出してしまった。
...あんなに純粋で優しいOrくんと、
言いたい事を素直に言えないおれなんかじゃ釣り合わないし。
誰にも話しかけられたくなかった。
誰にも存在を認知して欲しくなかった。
誰にも...心配されたくなかった。
心配をかけたくなかった。
でも現実は、そう甘くなかった。
もぶ1
もぶ2
もぶ2
Qn
もぶ1
Qn
もぶ1
もぶ1
もぶ2
もぶ2
一人称を否定されたのは初めてだった。
今まで話している時だって、"おれ"と言っていたのに。
今と前で、何か違うことがあるのだろうか。
弱い"僕"にお似合いだってさ。
...似合う、似合わないってなんだろう。
もぶ1
もぶ2
何が安心なんだろう。
あなたたちのせいで僕は一切安心できない。
学校は唯一安心できる場所だったのに...。
みんな、みんな...僕が安心できる場所を奪っていくんだ。
きっと僕なんかが生きてる価値なんてないんだよね。
誰も褒めてくれたりなんかしない。
心配だってしてくれない。
きっと僕は、みんなからして"要らない"存在なんだ。
あぁ、わかった。
なんで僕がこんなに悩んでいたのは、生きている価値を無くされたからなんだ。
親だって、友達だって。
今は僕のこと、邪魔だとしか思っていない。
僕居なくなれば、きっと親も、友達だった人も。
僕のことなんて忘れて幸せに生きるんだろうね。
Orくんだって僕が居なければ、"あの人たち"と
僕なんかに縛られずに仲良くできる。
...なんかもう、全部どうでもいいや。
もぶ1
もぶ2
もぶ1
もぶ2
もう誰の声も聞こえなかった。
いや、聞きたくなかった。
もういい。
もう、誰も僕は止められない。
いや、止めようとしたってもう遅い。
空は透き通るような快晴だった。
太陽の光は、まるで光の棘のように僕のことを突き刺した。
Or
Bn
Dz
Mn
お弁当を食べるお誘いなんて嬉しくなかった。
Or
Or
今更心配してくれたって、もう遅いよ。
Qn
そう言い、僕はフェンスに手をかけた。
Or
Mn
Dz
Bn
Orくん、僕なんかと友達になってくれてありがとう。
また、どこかで。
Or
Mn
Bn
Dz
もう誰の声も耳に届かなかった。
もう、開放されるんだ。
もう、..."楽になれるんだ"__。
"グチャ"という汚い音が辺りに響いた。
...Orくん、大好きだよ。
そして...暗闇に包まれていた僕に光をくれてありがとう__。
Qn、君は天国で楽しく暮らしているのかな。
今でも、君のことを思うと胸が苦しくなる。
あの時は、助けてあげられなくてごめん。
救ってあげられなくて...ごめん。
気づいてあげられなくて、ごめん。
謝りたいことなんて、無限に出てくる。
あの時の僕は今でも憎い。
みんなは先生を呼んだり、救急車を呼んだり、
沢山働いてくれたのに。
僕だけ何も出来なくて...本当にごめんなさい。
Qn...大好きよ__。
また、どこかで絶対会おうな...。
コメント
6件
BADENDもなんかいいよね💕︎ 私には分からんなぁ でもめっちゃいい話だった!
また来世で会うとか
続きはありますか?💦