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次の日。
カーテンを開けて陽の光を浴びる。
お昼に近い時間だが、まだ日差しは強い。
キヨ。
大きなあくびをしてキッチンに立った。
ココアをいれながら 昨日あったことを思い出す。
泣いている一人の男性の相談に乗ったり、 その人を家に迎えたり…
2つのマグカップにココアを入れて 部屋に持っていく。
キヨ。
ベッドに近寄り、寝ているレトさんの肩を揺する。
レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
布団からもぞもぞと体を出して 思いっきり伸びをする。
キヨ。
キヨ。
レトルト
眠い目をこすりながら、レトさんはのそのそと洗面所に向かった。
今日は天気がいい。
こんな日はどこかに出かけてみたいものだ。
レトルト
レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
ふーっと冷ましながら 外の天気を見る。
キヨ。
レトルト
キヨ。
レトルト
キヨ。
レトルト
キヨ。
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
キヨ。
レトルト
レトルト
キヨ。
ココアを飲み干し、支度を始める。
キヨ。
キヨ。
レトルト
適当な服を渡し、マグカップを洗う。
今映画名にやってたかな…と考えながら。
レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
キヨ。
少し手の震えているレトさん。
やっぱり怖いんだな…
俺はその手をぎゅっと握った。
レトルト
キヨ。
キヨ。
一瞬驚いた顔をしたあと レトさんはふにゃっと笑った。
レトルト
レトルト
レトルト
キヨ。
キヨ。
キヨ。
レトルト
また泣きそうな顔をする。
辛いこととはいえ、今日で決別するならそれでいいと思う。
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
キヨ。
意味がわからないという顔をして レトさんは両腕を広げる。
ぎゅっ
俺はレトさんを正面から抱きしめた。
レトルト
キヨ。
キヨ。
キヨ。
レトルト
俺の背中にもレトさんの腕が回されたのがわかった。
レトルト
キヨ。
レトルト
レトルト
小さい頃、おばあちゃんにやってもらったおまじない。
自信が出ないとき、不安なとき、
緊張するとき、悲しいとき。
何かを変えなきゃいけないときに 決まってこれをしてくれた。
今度は俺が人にやる番かもしれないな。
キヨ。
意を決して、俺たちは例の彼女の家に向かうことにした。
TO BE CONTINUED…