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俺の家から数駅離れたところに 彼女の家はあった。
どうやら彼女は仕事に行っているようで 部屋の明かりは消えていた。
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
合鍵を使ってドアを開け レトさんは部屋の中へ入っていった。
30分ほど経った頃。
ガチャ…
レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
ここに住んでいただけあって 荷物はそれなりに多かった。
レトさんは合鍵をガスメーターの上に置き
小声で「ありがとう」と 閉まったドアに向かって呟いた。
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
キヨ。
レトルト
俺の家まであと少し。
沢山の荷物を持って歩くのも疲れてきた。
キヨ。
キヨ。
レトルト
キヨ。
何鍋にしようか…とか
好きな食べ物…嫌いな食べ物…
そんなことを話しながら帰宅した。
ガチャ
キヨ。
買い物を終え、ソファで一息つく。
レトルト
キヨ。
レトルト
レトルト
キヨ。
レトルト
ソファから立ち上がり 腕まくりをするレトさん。
キヨ。
レトルト
レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
普段の料理は彼女任せにしていたところもあり、あまり慣れてはいないらしいが
どうやら野菜だけは切れるとのこと。
キヨ。
キヨ。
レトルト
出来上がったのはキムチ鍋。
完全に俺の好みで選んでしまったが
何でもいけるというレトさんの言葉に甘えて俺がリクエストした。
レトルト
キヨ。
包丁やらなにやらを洗いながら レトさんの方をちらっと見た。
目を輝かせて鍋の蓋を 開けたり閉じたりしている。
キヨ。
余程楽しみなのか、少し大人気ない行動をとるレトさん。
キヨ。
レトルト
キヨ。
レトルト
レトルト
キヨ。
キヨ。
初めは浮かない顔をしていた彼も
蓋を開けてみれば騒がしいやつで
一人暮らしの俺の部屋が一気に明るくなったように感じた。
キヨ。
レトルト
レトルト
布団に入りながら、これまでのこと、これからのことを話す。
キヨ。
キヨ。
レトルト
うちに来ていいとは言ったが 一切してこなかった話だ。
レトルト
レトルト
キヨ。
レトルト
キヨ。
レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
意味深な言葉。
それが少し怖いと思った。
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
キヨ。
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
男との同居生活なんて… と思っていたけれど
とても楽しくなりそうな予感がした。
TO BE CONTINUED…