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彼氏は公安刑事1話

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彼氏は公安刑事1話

1 - 彼氏は公安刑事1話

♥

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2019年01月22日

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バコッ

バキッ

犯人A・B

ぐぁぁぁぁ!!

榊真央

こんなもんかな?

榊理央

そうね

榊真央

なーんだ、銃が使えないなんてつまらないなー

榊理央

ちょっと真央、そんなこと言わないの

榊真央

はーい

榊理央

とりあえず、さっさと警察に突き出しましょう

榊真央

はーい

私たちは公安学校の2年生

最上級生にあたる。

私たちは姉妹ではない

名字がたまたま一緒で、それがきっかけで仲良くなった。

真央は銃などの武器を使って応戦するのが得意

私は合気道や空手、剣道などの武道での応戦が得意

そんな私たちは、いつも周りから「優等生コンビ」と言われてきたけど、そんなことは一切気にしていない。

榊理央

手錠かけてー

榊真央

はーい

榊理央

ついでに気絶させておこうか

榊真央

あたしやろうか?

榊理央

ううん、私、今まで退屈だったから、やらせて

榊真央

オッケー

犯人A・B

ふごぉっ!

榊理央

これでいっか

加藤兵吾

おい、テメェら、何してやがる

榊真央

えー

榊理央

室長からこの2人を逮捕するよう言われたので、今無事に任務を完了したところです

石神一樹

それはいいんだが…

鈴原周介

ちょっとやりすぎですね

榊真央

逃すよりはいいじゃないっすか

柳沢歩

そうですよ、鈴原さん

柳沢歩

兵吾さん、あなただって、似たようなことするでしょう?

加藤兵吾

ちっ…

榊真央

まあまあ、そこらへんにして

榊真央

こいつら、どうします?

鈴原周介

とりあえず、私たちでなんとかしましょう

鈴原周介

お疲れ様でした

榊理央

お願いします

榊真央

お願いしまーす!

加藤兵吾

真央・理央

はい!

加藤兵吾

ちげえ、榊理央の方だ

榊理央

私?

加藤兵吾

お前には、罰を与える

榊理央

えっ!

榊理央

何故ですか!

加藤兵吾

任務を勝手に実行した罰だ

加藤兵吾

お前は今日から俺の駒だ

榊理央

一応昇格したんですね…

柳沢歩

前は奴隷だったもんねー

榊理央

柳沢教官、言わなくていいです…

柳沢歩

あ、でも心配しないでいいよ

榊理央

え?

柳沢歩

兵吾さんはね、君を補佐官にするって言ってるんだ

榊理央

補佐官?

榊理央

私が?

柳沢歩

うん

柳沢歩

兵吾さんの言い方が悪かったね

柳沢歩

代わりに俺が言うよ

柳沢歩

つまり兵吾さんは

柳沢歩

「お前が気に入ったからずっとそばにいろ」

柳沢歩

って言いたいのさ

加藤兵吾

黙れ、歩

柳沢歩

まあ、そう言うことだから、頑張ってねー

榊理央

榊真央

補佐官かー

榊真央

何するんだろ…

榊理央

私はきっとパシリに使われると思うよ…

石神一樹

榊理央

榊理央

はい

石神一樹

こいつの機嫌が悪い時は、大福を差し入れてやれ

加藤兵吾

黙れクソ眼鏡プリン野郎

石神一樹

お前こそ大福好きはどこへ行った?

加藤兵吾

柳沢歩

あーあ

柳沢歩

また始まったよ

柳沢歩

この2人、仲悪いから巻き込まれないようにねー

兵吾・一樹

黙れ

柳沢歩

あー怖い怖い

柳沢歩

それじゃ、頑張ってねー

榊理央

行っちゃった…

加藤兵吾

おい

榊理央

は、はい!

加藤兵吾

大福買ってこい

榊理央

了解しましたー!

加藤兵吾

金は後で払う

榊理央

わかりましたー!

加藤兵吾

ふっ、面白え女だぜ

榊理央

(さ、流石に買いすぎたかな…)

榊理央

(コンビニの大福全部買っちゃったけど…)

加藤兵吾

なんだこの大量の袋は

榊理央

全部大福です!

加藤兵吾

あぁ?

榊理央

す、すみません…

加藤兵吾

…見せろ

榊理央

はい…

加藤兵吾

ふん…

加藤兵吾

俺の大好物の大福ばかりだ

加藤兵吾

合格

榊理央

榊理央

(よかった…)

加藤兵吾

だが

榊理央

加藤兵吾

こんなに大量に食えねえ

榊理央

すみません!

加藤兵吾

だから一緒に食う…

藤澤透

兵吾さーん!!

藤澤透

へぶっ!!

加藤兵吾

良いところを邪魔してんじゃねえ、クズ

藤澤透

そ、そんなつもりないですよ〜!

榊理央

えっと…あなたは?

藤澤透

初めまして!

藤澤透

あなたの藤澤透です☆

榊理央

榊理央

(なんだろう、この人…)

加藤兵吾

クズは早く消えろ

藤澤透

そんなこと言わないでくださいよ〜!

藤澤透

あだだだだ!

加藤兵吾

さっさと消えろっつってんだ

加藤兵吾

クズが

藤澤透

うう…

藤澤透

わかりました…

藤澤透

あなた、名前なんでしたっけ?

榊理央

榊理央です

藤澤透

理央さんですね!

藤澤透

ではまた!

榊理央

教官、色々とあってついていけないです…

加藤兵吾

うっせえ

加藤兵吾

行くぞ

榊理央

とこにですか?

加藤兵吾

俺の部屋だ

榊理央

仕事のお手伝いですか?

加藤兵吾

ちげえ

加藤兵吾

これ食うぞ

榊理央

え、でもそれは…

加藤兵吾

こんなに大量に食えねえっつってんだろ

加藤兵吾

一緒に食うぞ

榊理央

は、はい!

榊理央

うぇっ…

榊真央

何してんのよ…

榊理央

大福の食べ過ぎ…

榊真央

あんたまさか

榊真央

加藤教官と食べたの?

榊理央

そうそう

榊真央

そりゃあこんな目にあうのも当然よ

榊真央

あの人は大福好きなんだから

榊理央

そんなことわかってるよ

榊理央

ただ、こんなに食べるとは思わなかったから

榊理央

今日の夕飯食べきれるかな…

榊真央

食べきれなかったら私が食べるわよ

榊理央

嫌だよ!

榊真央

はいはい

榊真央

よく頑張って食べたわね…

榊理央

大福だけだと絶対太るからさ

榊真央

そう笑

榊真央

でもあんたもうちょっと太ったら?

榊真央

ガリガリでいつ倒れるかわからなくてハラハラするわ

榊理央

そんなこと言われても…

加藤兵吾

おい、駒

榊真央

うわっ…

榊理央

げっ…

加藤兵吾

あ?

榊理央

なんでもないです…

加藤兵吾

駒、任務だ

加藤兵吾

行くぞ

榊理央

え、もう夜の10時…

加藤兵吾

公安や警察に時間なんざ関係ねえ

加藤兵吾

さっさと行くぞ

加藤兵吾

クソが

榊理央

は、はいいいっ!

榊真央

行ってらっしゃーい

榊理央

行ってくるー!!

榊理央

教官、今日の任務は?

加藤兵吾

どうやら、原宿で薬をやってる奴らの溜まり場があるらしい

加藤兵吾

そこに潜入して、全員確保する

榊理央

私達だけで?

加藤兵吾

当たり前だ

榊理央

いったい何人いるのかわからないのに、なぜ?

加藤兵吾

いちいち他の奴らに借りを作りたくねえんだよ

榊理央

借りを作るのと死ぬのとではどちらが大切なんですか!

加藤兵吾

俺はプライドが高えんだ

加藤兵吾

死んだほうがマシだな

榊理央

私は死にたくありませんよ

榊理央

あなたと一緒に、帰ります

榊理央

帰ったら

榊理央

また、大福、食べましょう?

加藤兵吾

ちっ…

加藤兵吾

お前といると調子狂う

榊理央

ふふっ…

教官は携帯を取り出し、電話をかけた。

石神一樹

もしもし

加藤兵吾

クソ眼鏡、応援よこせ

石神一樹

それは人に対する態度ではないと思うが?

加藤兵吾

うっせえ

加藤兵吾

黙ってやれ

石神一樹

そんな態度を取るなら、柳沢に頼め

加藤兵吾

電話帳の一番上にお前が載ってたからかけたんだろうが

加藤兵吾

いいから早くよこせ

石神一樹

ふん

石神一樹

あとで俺のお気に入りのプリンを食べてもらうぞ?

加藤兵吾

くそっ…

加藤兵吾

あんな見た目といい食感といい、邪道なものを食わないといけねえのか

加藤兵吾

…今回だけだぞ

石神一樹

なぜそう粘る?

加藤兵吾

俺が死んだら駒がうっせえからよ

石神一樹

ほう、榊理央の事か

石神一樹

お前も変わったな

加藤兵吾

早く応援よこせクソが

石神一樹

ふん…帰ったら覚えておけ

加藤兵吾

おい

榊理央

はい!

加藤兵吾

俺の代わりにプリン食え

榊理央

えー

加藤兵吾

えーじゃねえ

加藤兵吾

命令だ

榊理央

はーい

榊理央

なにこのボロい建物

加藤兵吾

いきなり毒舌になったな

榊理央

失礼しました…

加藤兵吾

別に、嫌いじゃねえ

榊理央

(よかった…)

榊理央

(え?)

榊理央

(どうしてそんな事思ったんだろう?)

加藤兵吾

入るぞ

榊理央

はい!

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はじめまして、上司がツンデレですか?楽しく読ませていただきました

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