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童磨
童磨は一度大きく息を吐くと、扇をぱたんと閉じた。
童磨
童磨
しのぶは刀を構えたまま警戒の色を深める。
しのぶ
童磨
童磨はにやりと笑い、唯乃をぎゅっと抱きしめる
童磨
童磨
童磨
唯乃
声は震えながらも、少しだけ安堵を含んでいた。
唯乃
だがしのぶは一歩も退かず、刀を構え直した。
しのぶ
しのぶ
童磨
童磨
童磨
童磨はふと口元を歪め、視線を無限城の奥へと向けた。
「……!」しのぶの目が細められる。
しのぶ
童磨
童磨
童磨はくるりと踵を返し、唯乃を抱いたまま後方へと飛んだ。
しのぶ
しのぶが追いかけようとした瞬間、琵琶の音と共に無限城の壁がぐにゃりと歪み、道が閉ざされた
しのぶ
しのぶは歯を食いしばり、刃を壁に突き立てるが、虚しく音が響くだけだった
童磨は抱えた唯乃を見下ろし、にこりと笑った
童磨
童磨
私は震えながら、胸の奥が締めつけられるのを感じていた。
唯乃
それでも、童磨の腕はあたたかく、自分を離そうとはしなかった。
童磨は滑るように無限城の奥へと歩を進め、やがて広い座敷に腰を下ろした。 まだ唯乃を抱いたまま、膝の上に乗せるように座らせる。
童磨
唯乃
童磨
童磨
童磨
唯乃
童磨の胸を押したが、その腕は微動だにしない。
童磨
──こうして、無限城の奥で依存が深まっていく二人と、必死に追うしのぶ。 両者の距離は、少しずつ、しかし確実に縮まっていくのだった。
主
コメント
4件
もうマジで最高!神作品すぎます🥺✨もう唯乃ちゃんは童磨にそのまま依存してっちゃうんですかね…?しのぶさん達のところに戻ってほしいな…続き楽しみにしてまーす!(((o(*゚▽゚*)o)))
今回もサイコー!