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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

からむーちょ

どぞ!

俺は歯がギザギザして鋭いだけで中学生のとき虐めを受けた

クラスの人は誰も助けてくれない

そのときから人間不信にはなっていた

でもどうしても困ってる人を助けたかった

いつの日だっけな

救われる言葉を言われて

そう思うようになった日は

中学生のとき

俺は歯が他と違う

両親が言うには生まれつきらしい

こんな歯のせいで

こんな見た目の歯のせいで

俺は中学生のとき虐めを受けた

怖かった

誰にも相談できない

でも怖い

助けてほしい

シヴァ

……

シヴァ

なんで俺って歯がギザギザしてるんだろ…

シヴァ

こんな歯のせいで虐め受けて…

シヴァ

おかしいだろ…!

シヴァ

他と違う歯をしてるから…?

シヴァ

俺だってこんなので生まれたくて生まれてきたわけじゃねぇよ…!

シヴァ

もう嫌だ…

シヴァ

学校になんか行きたくねぇ…ポロポロ

なあ、シヴァ

シヴァ

グスッ…ん…?

気づいてやれなくてごめんな…

シヴァ

別に…父さんが悪いわけじゃないし…

シヴァ

でもなんで俺はこんな歯なんだ…

そんなやつら気にするな

その歯はお前だけが持ってんだ

他の誰も持ってない

お前には辛く思えるだろうがその歯なのは訳がある

シヴァ

その訳って…?

他の虐められていたりする人を守るためだ

決して噛み付くわけじゃないぞ

その歯を自信に変えるんだ

力に変えるんだ

他の誰も持ってない自分だけの物

そう思って笑っていろ

あぁ、これだ

父さんのこの言葉だ

その日からは恥の歯じゃなくなった

自信、力の歯となった

今でも全く忘れない

そうして高校生になった

ある日のことだった

虐めを受けている人を見た

最初は中学のときを思い出して動けなかった

おい、動け、動けよ…!

助けろ…!前の俺とは違うんだ…!

父さんに言われたことを思い出し一歩動いた

だめだ…動けない…!

怖い…でも助けたい…!

俺は父さんの言葉だけを考えた

そうしてやっとたっつんの前までこれた

シヴァ

ハァ…落ち着け…

笑っていろ

シヴァ

シヴァ

なあ、大丈夫か?

たっつん

ッハァ、バッ(手で顔をおおう)

俺のときと似てる状況だった

でも俺が手で顔を隠したときは来てくれたクラスメイトは行ってしまった

だから次かける言葉は決まってた

シヴァ

たっつん、俺は味方だから

シヴァ

とりあえず着替えに行こ

たっつん

う、うん…

たっつん

さっきはありがとな…

シヴァ

全然

シヴァ

友達だろ!

俺がそう言うと嬉しそうな、びっくりしてるような顔で涙を溢してた

これからはずっと笑っていようと思った

どんなに辛いことがあっても

虐められても

翌日

シヴァ

失礼します

シヴァ

○○先生に言いたいことがあって来ました

クソ教師

なんだ?お前が来るなんて珍しいな

シヴァ

あの…たっつんが虐められてるんです

クソ教師

はい、だからなんだ?

シヴァ

だからなんだって…分かるだろ…

シヴァ

なんとかしてくれよ!

クソ教師

そんなこと言ったって証拠もないだろ?

シヴァ

証拠証拠って目の前にいる辛い人をほったらかしにするのかよ?!

このとき俺は感情的になってしまっていた

たっつんを助けたい

その一心だった

クソ教師

目上の者にその態度はなんだ!バシッ

シヴァ

ッ!

クソ教師

証拠がない限り俺は何もしない!教室へ帰れ!

シヴァ

クソ…!

あのあと保健室へ寄って厚めのガーゼを貼った

そして教室へ戻った

俺の机は落書きされていた

気にするな…気にするな…

中学のことを思い出したくなかったからそのまま座った

数分後たっつんが来た

たっつん

シヴァ

あ!たっつん!

たっつん

シヴァさん…机…

シヴァ

あぁ、気にすんなって!

たっつんはどうにも気にしている様子だった

無理もないだろう

たっつんは自分のせいで巻き込んでしまったと思っているはず

でも俺は自分の気持ちを言えなかった

余計圧力をかけると思ったからだ

そしてこれ以上思い出したくない

たっつんにとって…

いや俺たちにとってトラウマだったから

もう何も思い出したくなかった

シヴァ

…………

じゃぱぱ

ソローー…

シヴァ

…!

シヴァ

ふぁーあ……

いつのまにか寝落ちしてた

あんな夢二度と見たくないな…

いや、夢なのかは分からないけど…

なおきりさんの部屋に行こうかな

大変なことなってなかったらいいけど

からむーちょ

味方二人の過去編終わり!

からむーちょ

次回どうなるか決まってないけどお楽しみに!

からむーちょ

アディオス!

最年長だからなんなんですか…?

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