都合いい遊び

※実話です。 リアルをそのまま作成しています。 名前だけ異なります。

都合いい関係が始まったのは 11月27日。

相手はクラスも違く、科も違う。

そして全く会ったことなどなく、 初対面。

今は相手の位置を知れる、 GPSというものがある。 それを"交換しよ"という内容の ストーリー。

それを見た私は なんの躊躇いもなく、 交換したいと、アンケートに投票した。

今思えば、それが間違いだったのだろう。

GPSを交換した後、 すぐに関係が変わった。

私の中で、友達感覚で ハグするのはよくあることだと思った。

だから、ハグを許した。

でも今思えば、1回も会ったことないのに ハグって異常なんだろうなと感じた。

ここから明らかにおかしい人だと気づいた。

だけど相手はここでは引き下がってくれなかった。

しつこく、何回も。

だから私は、キスを許した。

"友達感覚なら"と。

相手は私が好きだと、 何度も答えた。

だから、私もその期待に応えたかった。

"全部"

私はその言葉の意味を なぜかわかってしまった。

だけど私は、あえて 知らないフリをした。

ここで確信に変わった。

この人の言う"全部"は きっと、あれだ。

そして私は何度も断った。

｢この歳でR18は早い｣

何度も、何度も、断った。

でも相手はしつこかった。

だから私は、 体を許した。

そこから、私は都合のいい女になった。

毎日のようにR18をした。

繰り返すように、 日々続く関係。

イツキと話すのは楽しかったし、 体の関係も楽しかった。

だけど、私の中で "おかしい" そう気づき始めた。

世の中には"セフレ"という関係もある。 私は今それになってるのではないかと感じた。

だけど相手は "セフレはやだ"と言ってくれた。

でも私の中で "おかしい"おかしい"が 積み重なり、

私はおかしくなった。

親に相談すると、 ｢自分の体をそんな安く売っちゃだめ｣ そう言われた。

わかってた。わかってることだった。

明日も会う約束をしてたことが親にも知られ、 ｢すぐに断れ｣そう言われた。

だから私は断った。

だけど、その日からだった。 具合がかなり悪くなり、 涙が止まらなくなった。

次の日、学校に行こうとした。

でも、思うように足も動かなく、 涙は止まらなく、 学校の手前でも大泣き。

その原因はわかってた。

イツキと関わらなくなるから。

中学生の頃に似ている。 似たような出来事だ。

"ヒロ"の時と同じだ。

私はまた、同じことを繰り返そうとしている。

次の日、先生に相談した。

そして、当たり前のように 相手は"接触禁止"が言い渡された。

そのこともあり、私はもっと具合が悪くなった。

同じことを繰り返している。

だから私は、ここで動き出そうと思った。

また同じことになるのは絶対に嫌だった。

"ヒロ"の時にできなかったことを、 私は今ここでやる。

先生にイツキと2人で話がしたい、 そう話し、関係を戻そうと 頑張ろうと思った。

時計の針を巻き戻すように、 過去にできなかったことを 私は今ここで時計の針を巻き戻す。

続く…