祐樹
夏樹さんはいつも笑っている
祐樹
まるで太陽みたいに
祐樹
可愛くない
祐樹
香織さんはいつも凛とした顔をしている
祐樹
一点の曇りもない顔
祐樹
でも、可愛くない
祐樹
真由さんも
祐樹
アユさんも
祐樹
みんな、
祐樹
どうして可愛い顔をしてくれないんだろう
僕は後ろを振り返る
祐樹
どうしてみんな
祐樹
奈々さんみたいに可愛く無いんだろう
祐樹
まぁ、僕が可愛くしてあげたんだけど
祐樹
!
祐樹
僕の奈々さんのことを話してる
祐樹
奈々さんは君らがいくら探しても見つけられないよ
祐樹
僕が可愛くしてあげたんだ
祐樹
誰にも見せたく無い
僕は奈々さんに近づき、その手を取った
祐樹
滴るバラのように真っ赤な血、
祐樹
お腹から溢れ出すぐちゃぐちゃな内臓、
祐樹
ありえない方向にねじ曲がった手足、
祐樹
そして醜く歪んだその顔!
祐樹
あぁ、可愛い!
祐樹
僕の、僕だけの可愛い奈々さん
祐樹
でも一人だと寂しいね?
祐樹
僕も君の隣にもう一人可愛い子を持ってきたいと思っていたんだ
祐樹
待っててね?
祐樹
すぐにとびっきり可愛い子を作って、持ってくるから






