時は平安、私は16で大病を患った
小鈴
お母様、ごめ、なさ、
母親
まだ私は諦めないわ!
母親
どうかお願いします!娘を助けてあげてください!
呪術師
いいだろう
呪術師
しかし、貴方の命と引き換えだ
母親
それでも構わないわ!
こうして私は母の命と引き換えに永遠の命を貰った
平民
小鈴手伝っとくれー!
小鈴
はーい!
平民2
あんたはよく働くねえ
平民
にしても小鈴を5年は見てきたが変わんないねえ!
小鈴
あはは…
私の時は16で止まったままだった
けれど止まったままの時を動かしてくれる運命の出会いがあった
平民
小鈴、平吉のとこから布買ってきておくれ
小鈴
わかったわ!
小鈴
うわっ!
???
邪魔だ
小鈴
(何様のつもり…!)
小鈴
お互い様でしょう?
平民2
小鈴ちゃん!
平民2
申し訳ございません
???
ッチ
小鈴
(なんなの…?)
小鈴
平吉!
平吉
あ、小鈴大変だったな!
小鈴
何が?
平吉
ぶつかった人!もしかして誰か知らないのかい?
平吉
あの人、四条家の政光様だよ!
小鈴
ええっ!お偉いさんだったの…?
平吉
お前、絶対に目つけられたぞ
平吉
切られなかっただけ良かったな!
小鈴
切られても別に…(死なないし)
平吉
何を言うんだ!命は大切にしろよ
小鈴
わかってるよ
小鈴
布ありがとうねバイバイ
死んでもいい、むしろ死にたい
それが私の気持ちだった
平民
小鈴、おかえり
小鈴
ただいま
いつか、生きていたいと思えるような出来事に出会いたい