テラーノベル
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Mr.ブラック(悪魔病)
彼は目の前の光景に驚愕した
声も出ない程に
ノエル(天使病)
フェアラート
赤い光と青い光がキラリと光ってこちらを向いた
そいつは、ノエルに馬乗りになって首を絞めていた
ノエルは気を失っているけれども生きている
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
数時間前の記憶が頭のなかに流れてくる
患者全員と、すまない先生だけで集まって『奇病患者を狙う組織』について教えてもらった
その組織のなかに、オッドアイの瞳を持つフェアラートがいることも。
Mr.ブラック(悪魔病)
冷徹に、残酷に光るその目を見て確信した
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
フェアラート
フェアラートはノエルの首を絞めていた手を離してブラックに近づく
コツコツと歩く音だけが病室内に不気味に響いた
フェアラート
フェアラート
ふふっ、と今にも闇に消えてしまいそうなくらい細い声で笑う
フェアラート
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
一気に緊張感が漂い始めた
ここは、声を出すことも許されないような緊迫した雰囲気
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
フェアラートの眉がピクッと動いた
フェアラート
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
図星を突かれたのか、フェアラートはぐちゃぐちゃになった髪を手ぐして整えた
フェアラート
フェアラート
フェアラート
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
ブラックは少しばかり倒れているノエルを見つめ、フェアラートに向き直り口を開く
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
フェアラートの顔が驚きに染まり返った
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
ブラックは、挑発するような、試すような顔でフェアラートに詰めていく
フェアラート
フェアラート
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
ふと、時計を見るともう十一時半を過ぎていた
フェアラート
フェアラートがブラックの目の前まで来て、ポケットから何かを取り出す
ガッ、とフェアラートはブラックに抱きつき、それを彼の首に当てた
コロッ
ブラックの首に冷たい金属の感触が走る
バチィッ
それから出た電気は、空気をきり裂くような音を生み、それが無音の室内に響いた
Mr.ブラック(悪魔病)
ブラックは糸がちぎれた人形の様に倒れ、フェアラートに抱えられた
フェアラートは倒れたブラックを抱え、窓から飛び降り闇へと消えた
ブラ、ック…
Mr.ブラック(悪魔病)
ブラックが目を覚ました
まだ視界は薄くぼやけていて、スタンガンを当てられた首が少々痛む
Mr.ブラック(悪魔病)
彼の四肢は鎖で縛られていて、動かすまいと言うようにきつく締め上げていた
フェアラート
彼をを襲った悪魔が闇から現れた
Mr.ブラック(悪魔病)
そこは沢山の血の匂いと消毒液のような匂いが混じった薄気味悪い場所だった
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
フェアラート
フェアラート
フェアラートの2つの目がギラッと光る
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
フェアラートは用意した椅子に優雅な仕草で腰を下ろした
フェアラート
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
その言葉を聞いた時、フェアラートはふっと目を細めた
フェアラート
そう言って椅子から立ち上がり、ゴム手袋をはめ、怪しく光る注射器を手に取った
フェアラート
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
ブラックが悲しそうに目を伏せた
フェアラート
フェアラート
フェアラートはブラックに近づき、細い腕に注射の針を突き刺す
Mr.ブラック(悪魔病)
針が深く突き刺さった瞬間、ブラックの体は激痛でビクンッ、と大きくのけぞった
きつく締め上げている鎖が彼の肌に食い込んで赤い筋を作る
しかしどんなにブラックが動いても、拘束が解けることはない
フェアラート
苦しむブラックを愛らしい瞳で見つめるフェアラート
フェアラート
シリンダーの中へ、ブラックの生命の源、「栄養」が注射器に吸い上げられていく。
シリンダーの中身が増えて満たされていく度に、ブラックの体は青白く、陶器の様に透き通ってゆく
Mr.ブラック(悪魔病)
ブラックの顔は苦痛でどんどん歪んでいく
シリンダーを満たす栄養が半分を超えた時、フェアラートは栄養を吸い上げる手を留めた
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
Mr.ブラック(悪魔病)
ブラックの脳裏には屈託のない笑顔で笑うノエルが現れた
フェアラート
フェアラート
フェアラート
フェアラートは甘い声で、でも冷たく言い放った
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
フェアラート
プスッ、再びフェアラートはブラックの栄養を吸い取っていく
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
シリンダーの中身はもう4分の3まできている
その中身が満タンになった時、ブラックの命は尽きるだろう
残された時間は少ない
Mr.ブラック(悪魔病)
彼は死の間際でさえも彼女のことを思っていた
伝えたかったけれども伝えられなかった思いすらも注射器の中へと吸い込まれていく
音が、視界が、熱が、どんどん失っていくのを感じる
Mr.ブラック(悪魔病)
私の中には死の恐怖というものはない
それはもう、小さい頃からどこかに捨てていた
Mr.ブラック(悪魔病)
私のなかには1つだけ、本当に1つだけ悔やんでも悔やみきれない後悔がある
遠のいていく意識の中で、その思いだけが、消えない火種のように私を焼き続けている
Mr.ブラック(悪魔病)
その約束とは、かつて私とノエルが幼い頃に交わした「ずっと一緒にいようね」という約束
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
Mr.ブラック(悪魔病)
迫りくる死よりも、失われる命よりも、 ノエルをまっすぐ見て「好きだ」と言えなかったことが、今の私を何よりも深く傷つける
フェアラート
フェアラートは最後の一引きを終えた
熱を失っていく頬を、一雫の涙が静かに伝う
それは誰に看取られることもなく、冷たい仮面の内側で、音もなく砕け散った。
フェアラート
フェアラートの目の前にはかわり果てた悪魔の姿
フェアラート
フェアラート
時計を見るともう3時
急いで帰らねば怪しまれてしまう
フェアラート
重苦しい雰囲気をぶち壊したような掛け声が実験室に響いた
恋と孤悲。
決して叶わない思いが、今、残酷に砕け散った
コメント
7件
ブラックぅぅぅ!!!!!!(発狂) 何か色々物語が進んでいくごとに、夢羽の語彙力、表現力も成長しておる……!!(←どこから目線) とにかく夢羽の作品はめっっちゃ感動させてくれるよね!ありがとう!! 続きも楽しみにしてる(((o(*゚∀゚*)o)))

ブラック! 推しが、、、 ブラックが死んだら天使病は治ら無いんじゃ、、、、
フェアラート、サリン先生だったなんて。フェアラートは本当にひどい。 今回も神作過ぎます。 早くフェアラートを止めて欲しいです。夢羽さん最高に上手ですね。