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私は幽霊が見える

変だと思われても仕方がないがまじなのだから仕方ない

最近見た幽霊は面白かった

スーパーの商品棚の前にいるところに驚いたらうわって言って消えてった

あまりに当たり前に見えるせいで怖いとも思わなくなっていた

これは、そんな私が体験した心霊だ

その日は知り合いのつてで心霊番組にお声がかかり経験した心霊体験を話してくれというものだった

私は、これはチャンスだと思ったもののあまりに当たり前に見えすぎるせいで怖い経験というものをしたことがなかった

ミヨシ

どこかにいるかもしれないし、とりあえず散歩でもしてみよう

意気揚々と出かけたものの、 道端で寝そべっていたり ベンチに腰かけているだけだったりで、 さして面白そうな幽霊はいない

さすがにこれでは話のネタいならないなぁと思い、創作範囲を広げていた

ミヨシ

ん?なんだ、あの人?

その時見かけたのは歩道橋の上で1人ぽつんとたっているサラリーマンだった

ミヨシ

明らかに雰囲気がおかしいな

その時の私は、どうしても面白いネタが欲しくて焦っていたのだ

ミヨシ

よし、声をかければ面白いことにでもなるだろ!

ミヨシ

すみません、ここで何されてるんですか?

。。。

その時、声をかけたのは間違いだったとすぐに気づいた

男の目は光を失っていて、眉間にシワのよった悪意のある顔で私を見たのだ

。。。

視線があったのはほんの数秒ほどである。そこで私の意識はプツンと途切れていた

通りがかりの男

あんたなにやってんだ!!!

ミヨシ

えっ???

意識が戻ったのはおっさんから声をかけられ、体を抱きしめられている時だった

通りがかりの男

こんな所で死んでどうする!!

ミヨシ

え、は??

そこまで言われて気がついた。

私は歩道橋の鉄柵に足をかけ飛び降りようとしていたのだ

なぜ飛び降りようとしていたのか 分からない あの男が私を殺そうとしたのだろうか 今となっては確かめようもない

私の経験として、いちばん怖い幽霊というのは心霊スポットにいるものでは無い

見間違いをしそうなほど身近にいる小さな悪意を持った幽霊たちだ

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コメント

1

ユーザー

そこら辺のよりずっと面白い

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