恋夏
(……あれ?)
自分の目の前には……すうすうと寝息を立てる高杉の顔。
恋夏
(――ッッ!!///)
思わず布団を跳ね飛ばしそうになって、ギリギリで堪える
恋夏
(……なんで、こんな近いの……。ていうか、距離おかしくない!?)
高杉の手が自分の着物の袖にほんの少し触れていた。
恋夏
(……昨日、一緒に寝ただけ。それだけ……なのに)
恋夏
(なんで、こんなに……“意識”してんの……?)
高杉
……起きてんなら騒ぐなよ、うるせぇ
恋夏
!? 起きてた!?
高杉
うんざりするくらい煩い。……脈が
恋夏
なっ……! あたしの心音!?
高杉
……昨日から、変だぞ。お前
恋夏
……う、うるさい!あんたもでしょ!
高杉
…ククッ。俺も、ねぇ(ニヤ
恋夏
(……ずるい。好きになっちゃうでしょ……)
恋夏
……晋ちゃん
高杉
……また、それ??
恋夏
…気分だってば
高杉
……なら仕方ねぇな
高杉
なぁ……今日も、お前を攫っていいか?
恋夏
……っ!……今日は、あたしからついてってあげる……
高杉
……ふっ、調子狂うな。お前







