恭也さんと話をした
再度、私の気持ちを伝えたけど
恭也さんは納得してくれなかった
だから私は嘘をついて
愛紗
なんとか納得してもらおうとしたけど
恭也
付け焼き刃の嘘は簡単に見抜かれてしまった
愛紗
恭也
愛紗
愛紗
恭也
愛紗
恭也
愛紗
いろんな思いが涙となって溢れてくる
恭也
恭也
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
恭也
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
恭也
愛紗
恭也
恭也
恭也
どう言うつもりで言ったのか
その言葉を聞いた瞬間
私の中に微かにあった恭也さんへの思いが完全に消えた
本当に僅かに残っていた小さな感情
それが胸の奥からスーっと消えていくのを感じて
恭也
恭也
愛紗
恭也
愛紗
恭也
愛紗
愛紗
恭也
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
恭也
愛紗
通話
27:00
強引に電話を切った
もう耐えられなかった
恭也
不在着信
恭也
不在着信
恭也
不在着信
その後も何度かスマホが震えて
不安と恐怖が心の中を支配していく
愛紗
愛紗
愛紗
波瑠
不在着信
愛紗
突然の波瑠からの着信
波瑠
波瑠
あれから全く連絡していなかった
波瑠からも連絡がなかったから
もう私は嫌われたかもしれないと思っていたけど
愛紗
波瑠はずっと応援してくれていたから
別れて欲しくないと思っているのかもしれない
でももう
私の中の恭也さんへの気持ちは完全に消えた
波瑠に何を言われてもこの気持ちは変わらない
波瑠
愛紗
波瑠
波瑠
愛紗
波瑠
愛紗
波瑠
愛紗
愛紗
通話
02:15
正直、会うべきか悩んだ
あの時みたいに一方的に反対される気がして
ほんの少しだけ不安に思ったけど
私の心はもう決まっている
100%の気持ちがなければシンガポールには行けない
でも今の私にはもう
恭也さんへの気持ちはないから
波瑠にはちゃんと伝えたい
どんな結果になろうとも
私の決意を
ちゃんと自分の言葉で