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【完結】そんな夢を見る

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【完結】そんな夢を見る

23 - 【ホワイトデー】そんな夢を見る【番外編】

♥

301

2021年03月14日

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タナキエル

よし、これで完成だ

タナキエル

……

タナキエル

ふふっ…

タナキエル

これを見たら

タナキエル

あいつら驚くだろうな

タナキエル

ふふっ…

タナキエル

なんだ、もう二人そろってたのか

ノノ

もちろん!

タナキエル

じゃ、すぐ出すから座って待ってろ

ノノ

は~い♪

氷野 夕姫

あ、お皿

タナキエル

ある場所はわかってる

タナキエル

座って待ってろ

ノノ

ほら、夕姫ちゃん座って

氷野 夕姫

う、うん…

ノノ

ホワイトデーのお返し何かなぁ?

氷野 夕姫

あれ?ノノちゃん何も聞いて無いの?

ノノ

うん

ノノ

何か企んでそうではあったけど

氷野 夕姫

企む

ノノ

でも、タナキエルのことだからさ

ノノ

きっと美味しいモノだよね☆

氷野 夕姫

うん!きっとそうだよ

タナキエル

ほら、あんときのお返しだ

ノノ

わぁ!クマのケーキ!

氷野 夕姫

完璧なフォルム!

氷野 夕姫

さすがタナキエルさん!

タナキエル

御託はいいから黙って食え

ノノ

は~い!

そして、二人がクマのケーキにフォークを突き刺そうとした瞬間。

クマのケーキ

ケテ…

クマのケーキ

タス…ケテ…

ノノ

いただきまぁす!

氷野 夕姫

美味しそう!

クマのケーキ

タス…

タナキエル

ちょ!お前ら!

ノノ

え?何?

クマのケーキ

タスケテ…

タナキエル

クマのケーキが助けを求めているのに

タナキエル

食うのかよ!

氷野 夕姫

え?

タナキエル

え?って

クマのケーキ

ヤダ…タス…ケテ…

ノノ

いただきまぁす!

ノノは脳天にフォークを突き刺す。

クマのケーキ

アアァアァァァア!!

氷野 夕姫

頭から食べちゃえ!

氷野は首元にフォークを突き刺す。

クマのケーキ

ギャァァァアアア!!

タナキエル

お前らに人の心は無いのか!?

ノノ

ノノは死神だもん

クマのケーキ

アアァ…ァァァ…

ノノ

人の心なんて無いよ~

タナキエル

いやそうだが

氷野 夕姫

ヒトの…ココロ?

クマのケーキ

キャァァ…ァァ…

タナキエル

氷野は首を傾げるな

タナキエル

なんでお前らは…

タナキエル

驚かないんだっ

ノノ

……

氷野 夕姫

……

氷野とノノは顔を見合わせ、

首を傾げる。

ノノ

まぁ、確かに喋ってるケーキは少し気味悪いけど

タナキエル

少しかよ!

氷野 夕姫

でも、タナキエルさんが作ったものなら

氷野 夕姫

美味しいってわかってるから

タナキエル

恐怖より食い気かよ!

氷野 夕姫

そんなところですね!

氷野 夕姫

このケーキも最高に美味しいです!

ケーキにフォークを刺すと

か細い悲鳴が漏れる。

タナキエル

……はぁ…

タナキエル

まぁ、お前がこの程度で驚いていれば

タナキエル

死神と悪魔とクリスマスやら

タナキエル

年始を過ごしたりしないか

氷野 夕姫

そういうことです

にっこりと微笑む夕姫。

氷野 夕姫

あ、ベリトさん

ソファーで寝ていたベリトが起きて伸びをする。

そして、身軽にソファーから降りると

テーブルまでやってきて悲鳴(ほぼ断末魔)を上げる

ケーキの匂いを嗅ぐ。

氷野 夕姫

ベリトさんは食べられないよぉ

タナキエル

いや、お前用にも作って来た

氷野 夕姫

え?そうなんですか

そう言ってタナキエルが皿の上に乗せて持って来たのは

シロクマのケーキだった。

氷野 夕姫

うわぁ!それも可愛い!!

タナキエル

猫用に作ってみた

タナキエル

ほら、食え

シロクマのケーキ

ヤダ…タベナイデ…

シロクマのケーキ

タベナイデ…

ノノ

あ、それも喋るんだ

ベリトの前に置くと、

しばし匂いを嗅いでから

頭にかぶりついた。

シロクマのケーキ

ンギャァァァアアア!

ノノ

にゃははは!

ノノ

容赦ないねぇ

タナキエル

さすがは元悪魔…

氷野 夕姫

え~…

氷野 夕姫

ベリトさんに元悪魔の要素ってあるんですか?

タナキエル

いや、無いだろうな

氷野 夕姫

(きっぱり…)

タナキエル

そもそもこいつは引っ込み思案な人間だったわけだし

ノノ

引っ込み思案だったわりには

ノノ

悲鳴を聞いても平気でむさぼり食べるけどねぇ

シロクマのケーキ

アア…アタマァ…アタマガァ……

ノノ

っていうか、なんでこれ喋るの?

タナキエル

ああ、それはだな―――

ノノ

美味しいケーキが食べられて満足満足

タナキエル

そりゃ何よりで

ノノ

なに、いじけてんの?

タナキエル

いじけてないっ

ノノ

もぉ、素直じゃないなぁ

タナキエル

……

ノノ

なに?どしたの?

タナキエル

いや、お前が真面目に働いていると聞いてな

ノノ

んなっ!?

ノノ

…まぁ…そりゃ、真面目に働きもしますよぉ

タナキエル

何か狙いがあるんだろ?

タナキエル

そうじゃなきゃ、お前が真面目に働くなんてあり得ない

ノノ

ひどいなぁ…

言いながらノノは乾いた笑いを零す。

ノノ

神様と約束したんだ

タナキエル

…約束?

ノノ

そっ!

ノノ

あと二百年真面目に働いたら

ノノ

人間に生まれ変わらせてあげるって

タナキエル

……

タナキエル

そんな言葉信じるのか?

ノノ

今は信じてる

ノノ

んで

ノノ

夕姫ちゃんの後輩として生まれ変わりたいなぁって思ってる!

タナキエル

おまっ

タナキエル

まだ諦めてなかったのか!?

ノノ

あったり前じゃん!

ノノ

私は夕姫ちゃんに何度も何度も助けられた

ノノ

でも、私は一度しか夕姫ちゃんを助けてない

ノノ

だから、側にいて

ノノ

何度だって夕姫ちゃんを助けてあげたいの!

タナキエル

はぁ…見上げた根性だこと

ノノ

ふふんっ!

ノノ

ベリトくんがね、一個か二個年上の先輩でさ

ノノ

夕姫ちゃんと幼馴染で

ノノ

そこに後輩のノノちゃんが入って…

ノノ

修羅場必須の三角関係になるの!

タナキエル

お前、少女漫画の読みすぎだろ

ノノ

え~~~~

タナキエル

しかも、その設定なら幼馴染のベリトに軍配が上がるだろ

ノノ

ぬぅ…それをぶっ壊すのが私の目的なの!

ノノ

だから、夕姫ちゃんの来来来世ぐらいでは

ノノ

付き合えてるかなぁ~~

楽しそうに喋るノノを横目に、

タナキエルはため息を零す。

ノノ

あ、そうなったらタナキエルは一人になっちゃうね

タナキエル

!?

ノノ

まぁ、でも、私なんかいなくても平気だよね!

タナキエル

……

ノノ

……

タナキエル

……

ノノ

泣いてる?

タナキエル

泣いてない!!

ノノ

うっそだぁ~~

タナキエル

うるさい!!

ノノ

あはははっ!寂しくって泣いちゃうのぉ!?

タナキエル

……

ノノ

じゃあ、世界史の先生になってさ

ノノ

ノノが夕姫ちゃんと付き合えるようにサポートしてよ!

タナキエル

なんで俺が……

ノノ

今のうちに契約しとこうかなぁ

タナキエル

ふざけんな、誰がお前なんかと

ノノ

ひどいなぁ

楽しそうに笑うノノ。

ノノ

でも、なんだかんだ言いながら助けてくれそうだよね

ノノ

タナキエルなら

タナキエル

勝手に言ってろ

ノノ

は~い!

タナキエル

はぁ……ったく

タナキエル

…だいたい、神がそんな約束…

ノノ

って言っても

タナキエル

!!

ノノ

あと二百年あるんで

ノノ

それまで宜しくねぇ~

タナキエル

はいはい…

タナキエル

(神が約束を守ってくれりゃあいいが…)

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コメント

4

ユーザー
ユーザー

誰か…修羅場必須の三角関係書いて……(他力本願) 恋愛は書けないんだよなぁ………

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