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162 - 濁ってない、フィルターの君へ

♥

180

2024年01月29日

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この世界は、綺麗だ

そう、思えたならどれほど良かっただろうか

何が、綺麗だ

と、ずっと思っていた

この世界が、こんなにも残酷だと知る時まで

この世界は

残酷で

儚くて

だから、綺麗に見えるのかと

考えても、まるで分からなくて

でも、大切な人と出会って

その人と、話をした時から

この人には自分に見えない世界の話をしていると、思っていた

だって、だって

その人の話す世界は、とても綺麗なの

綺麗な人が見ると、こんなに綺麗に世界はなるのか

自分は、大切な人達を通さないと

この世界が綺麗だと思えない

美しくない、脆い、なにかだ

まるで、硝子細工の様な

……濁った、硝子細工の様な

そんな感じに、見えてしまう

……でも、よく考えた

そもそも、見るフィルターが汚れてたら

見えるものが汚れていても、違和感ないな

なんて、考えて

また、結局

思考は逆戻りをする

この作品はいかがでしたか?

180

コメント

3

ユーザー

自分には見えない綺麗な世界を大切な人を通して綺麗な世界を見るって素敵だな、って思った💭 けど、そーだよね……。元々が汚れていたら綺麗なものを見ることは出来ないし、綺麗か否かは人それぞれだから尚更、だよね…… 上手く言葉に出来ないんだけど、硝子細工って光に当てるとめちゃくちゃ綺麗に見えるけど、それを「濁った硝子細工」って表現してて綺麗なイメージが180度回転してていつもと違った感覚を味わえた✨

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