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香
香
香
※WERNING※ 微ホラー?微恋愛? 苦手な方はUターンしてください。
柿原葛葉
日がちょうど入ってきてまぶしい。 そして熱い。外から蝉の声が聞こえて猶更熱い。
昨日はすぐに寝て、学校に備えたんだが…
柿原葛葉
柿原葛葉
こんな時間に来る文化部なんていないよな… 運動部だって今から家出るころだぞ?
柿原葛葉
俺は白衣とファイリングされた資料を持って廊下へ出た
柿原葛葉
日が当たらないおかげか、教室より廊下の方が幾ばくか涼しかった。
柿原葛葉
今まで喋ってきた人で、あんなに楽しいと思ったことはない。 敬は理科系は苦手で、話が合わないし
部活の同期とは話したことがない。 元素記号全部覚えてるだけでおかしいって言われるし… 俺、男子の中じゃ小柄だし…
柿原葛葉
涼しい風が頬をかすめて行った。
柿原葛葉
今日も部活日ではないし、返事は来ない…
科学室に一歩踏み入れると、サウナのように蒸し暑い空気が体を包んだ。 ああ。エアコンを早く入れて冷やさなければ。 彩音先輩も蒸し暑いのは嫌だろう…
おはよう。
柿原葛葉
咲香彩音
彼女は昨日会った位置と全くおんなじ場所で、論文を片手に座っていた。
昨日と同じく、日焼けなんて知らない白い肌で、 どうやら美しい女性は汗もかかないみたいだ。
柿原葛葉
咲香彩音
彩音先輩はいつから、いつから居たんだ?
こんな蒸し暑い中、ずっと中で論文を読んでいたのか?
汗もかかずに?いや、ハンカチで拭いているかも…
咲香彩音
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
母
不在着信
母
不在着信
柿原葛葉
母
柿原葛葉
母
母
柿原葛葉
柿原葛葉
柿原葛葉
さっきの彩音先輩のことは、忘れよう。
きっと、暑いのに強い人なんだ。
それに、そっちよりも
柿原葛葉
あの人が来てから、コンクールの発表作品作りが格段に楽しくなった。 あの人のことなんて、あとから知ればいいじゃないか。
柿原葛葉
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
咲香彩音
柿原葛葉
咲香彩音
やはり最高に楽しい。 ここまで俺の実験に向き合ってくれる人はいなかった。
いつもの表情ではなく、研究者としての表情で、 向き合ってくれる。 その姿が美しい。
心なしか彩音先輩の目も鮮やかな色で輝いている気がする。
…?彩音先輩。やけに瞳孔が大きいけど暗いのか?
柿原葛葉
咲香彩音
咲香彩音
柿原葛葉
いや普通になに瞳孔の大きさ見てるんだよ俺… キモイだろうなぁ…
咲香彩音
咲香彩音
研究者の仮面が一瞬割れた。
柿原葛葉
咲香彩音
だが、仮面はすぐに新しいものと交換されてしまった。
柿原葛葉
風呂も入ったし、あとは寝るだけだ。
だが
柿原葛葉
毎年恒例の研究が気になりすぎて眠れない病が発症した。
毎年より早いが… だが、研究の進みも順調だし、なにより とっても楽しい。
柿原葛葉
彩音先輩はああ言ってたけど、あそこで加熱して… いや、時間かかるし炭素入れたほうが…
柿原葛葉
くそっ。別のこと考えないと…
そういえば、今度近くの博物館で科学系の展示があるんだっけか
柿原葛葉
香
香
香
香
香
咲香彩音
柿原葛葉